【クアラルンプール】 消費者向け総合金融サービスのイオンクレジットサービス(マレーシア)は5日、2022年2月期通年決算(2021年3月ー2022年2月)を発表した。金融債権の減少に伴う利息収入の減少により、収入前期比2.4%減の15億2,480万リンギとなった一方、純利益は56.2%大幅増の3億6,542万リンギだった。
取引数の増加、回収率の向上により貸倒引当金が減額したことが影響した。期末配当は1株20セン。
第4四半期(12ー2月)の収入は前年同期比10.7%減の3億6,297万リンギ、純利益は79.44%減の2,338万リンギだった。金融債権の減損損失が前年同期の6,513万リンギから1億5,468万リンギに増加したことが影響した。
イオンクレジットは、下振れリスクは存在するものの、今年の経済成長に明るい見通しを持っており、事業の持続可能性と成長に向け、デジタル化推進を目指し情報技術力を継続的に強化すると表明。不測の事態が発生しても業績を維持することができると見込んでいるとした。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、4月6日、エッジ、4月5日、イオンクレジット発表資料)