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ニチレイロジ、低温物流のリットタットに出資

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ニチレイロジグループ(本社・東京都中央区)は15日、マレーシアで低温物流事業を手掛けるリット・タット・エンタープライズおよびリット・タット・ディストリビューションの発行済株式約49%を取得する契約を12日に締結したと発表した。
リット・タット2社は、マレーシア国内に計6カ所の倉庫と配送拠点、約190台の自社車両を有し、輸配送事業を中心に事業を行っている。
リット・タット2社の旧株主の資産管理会社が、特別目的会社NLリット・タット・グループを設立し、NLリット・タットが2社の株式を100%取得し、ニチレイロジグループは、NLリット・タットの株式を約49%取得する形でリットタットに資本参加する。今年6月末の手続き完了を予定している。
ニチレイロジグループは、マレーシアにおいて、低温物流事業を展開するNLコールド・チェーン・ネットワーク(M)に2018年から出資しており、さらなる事業拡大に向けた保管運送一体サービスの提供を目指してきた。自社車両を活用した配送を行うリット・タットは、保管キャパシティを有するNLコールド・チェーン・ネットワークとの事業上の親和性が高く、共同配送による積載率向上や倉庫拠点の共同利用など、お互いの強みを活かした相乗効果を見込んでいる。
ニチレイロジグループは、今回の出資によりグループシナジーを創出し、東南アジア諸国連合(ASEAN)における低温物流事業を更に拡大していく方針だ。

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