全日空、成田ーKL線を6月13日から週5便に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 全日本空輸(ANA)は10日、北米・アジア方面の旅客需要拡大を踏まえ、5月、6月の一部運航路線を増便すると発表。成田ークアラルンプール(KL)線については6月13日から週1便増やして週5便にすると明らかにした。
現在、成田発「NH815」便は火、水、金、日曜だが、月曜日を増やして、月、火、水、金、日曜日の運航とする。またKL発の「NH816」便についても、現行の月、水、木、土曜日の週4便から火曜日を増やして月、火、水、木、土曜日の運航とする。
発着時間は「NH815」成田発が17時30分でKL着が23時55分、「NH816」KL発が7時15分で成田着が15時25分となっている。

ANAは新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の影響による日本を含む各国の出入国規制等緩和に伴い主に北米・アジア路線中心に渡航需要が拡大していると説明。2022年5月15日から6月30日までの運航計画の見直しを行うとしている。

ホンダ・マレーシア、半導体不足で納車遅延の可能性

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは、部品調達の遅延により自動車製造に影響が出ており、新車納品の遅延が発生する可能性があると発表した。
公式サイトによると、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症拡大と世界的な半導体不足が原因で、売上税・サービス税(SST)の減免措置の適用期限である6月末までに納車できないモデルやバリアントがでる可能性がある。
ホンダ・マレーシアは、遅延に対して謝罪を表明するとともに、可能な限り生産量の最大化に取り組み、可能な限り早く納車できるように努めると説明した。
世界的な半導体不足とサプライチェーンの混乱は自動車会社に影響を及ぼしており、国民車メーカー、プロトン・ホールディングスも、5月1日以降の注文受付分について納車が7月1日以降になると発表している。

「しゃぶ葉」3号店、ららぽーとBBCCにオープン

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 株式会社すかいらーくホールディングス(本社・東京都武蔵野市)は11日、クアラルンプール(KL)のショッピングモール「ららぽーとブキビンタン・シティーセンター(BBCC)」にしゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ葉」3号店をオープンした。
3号店は、271.05平方メートルの面積に160席(うちテラス席40席)を有し、営業時間は10時ー22時(当面は12時ー21時)。平日ランチ「ポーク&チキン食べ放題コース」は90分間39.9リンギ。
すかいらーくホールディングスは、2020年8月に「しゃぶ葉」1号店をKLのサンウエイ・ベロシティ・モールにオープンした後、2021年5月にセランゴール州ペタリンジャヤのショッピングモール「サンウェイ・プラミッド」に2号店を開設した。マレーシア以外では日本国内に276店舗展開している他、台湾に29店舗、米国に1店舗展開している。
すかいらーくは今後も、日本のしゃぶしゃぶの魅力をより多くの顧客に知らせるべく、海外における店舗展開を着実に進めていく方針だ。

政策金利引き上げ受け、銀行が次々と利上げを発表

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 中央銀行バンク・ネガラが11日に1.75%だった政策金利を2.00%に引き上げたことを受け、国内の銀行が次々と利上げを発表している。
銀行最大手のマラヤン・バンキング(メイバンク)は5月13日付けで、基準金利(BR)及び基準貸出金利(BLR)をそれぞれ0.25ポイント引き上げ、年率2.00%、5.65%とする。メイバンク・イスラミックもイスラム基準金利と基準融資金利(BFR)をそれぞれ2.00%、5.65%とする。メイバンクの金利見直しは2020年7月9日以来。
RHBグループも5月18日付けでBR及びBLRをそれぞれ0.25ポイント引き上げ2.75%、5.70%とする。RHBグループの金利見直しは2020年7月13日以来。
中銀の政策金利の引き上げは2018年1月ぶり。多くのエコノミストが低水準で推移するインフレ率を理由に政策金利を当面据え置くと予想していただけに市場では驚きの声が上がっている。
中銀は2018年1月に3.25%に利上げしたが、その後景気悪化への懸念を背景に2019年5月、2020年1月、同年3月、5月、7月に相次いで利下げを実施。2004年以来16年ぶりの低水準である1.75%となっていた。

新型コロナの感染者数は3321人、2週間ぶりに3千人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、11日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は3,321人となり、4月27日ぶりに3,000人を上回った。累計感染者数は446万7,061人となった。
新たに1,416人が回復し、累計治癒者は440万6,613人となった。死者数は8人で、累計は3万5,598人。アクティブ感染者は、前日から1,897人増え2万4,850人だった。うち94.1%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、5.5%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は64.5%にアップした。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,684万6,782人で、接種率は82.2%。ブースター接種完了者は1,605万3,311人で、接種率は49.2%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は3日連続で68カ所だった。

サンドイッチの米サブウェイ、向こう10年間で500店舗新設へ

【ペタリンジャヤ】 サンドイッチのファストフード・チェーンを世界展開する米サブウェイは9日、飲食店チェーン運営のペガコーンと新たにマスターフランチャイズ契約を締結したと発表した。向こう10年間でマレー半島全域での500店舗新設を目指す。
ペガコーンは2019年からサブウェイのフランチャイズ・パートナーとなっている。今後は、空港、病院、ガソリンスタンド、コンビニなど、従来とは異なる立地へも出店を行なっていく。ドライブスルーや作り置きによる持ち帰りの迅速化など、消費者の利便性向上も図る。
サブウェイにとって今回の提携は、インドネシアとタイでのマスターフランチャイズ契約に続き、東南アジアにおける3番目の提携となる。アジア太平洋地域での店舗数を今後5年間で現在の約3,300店舗から6,000店舗まで倍増させる計画だ。
サブウェイのジョン・チッドセイ最高経営責任者(CEO)は、アジア太平洋および東南アジアの市場は、サブウェイに大きな成長機会を提供しており、国際成長戦略にとって不可欠だと言明。ペガコーンは、マレーシアでの展開に必要な洞察力と経験を持ち、豊富な人材と戦略により成功を収めていると述べた。
(ザ・サン、5月11日、ベルナマ通信、5月10日)

パーム油輸出税の引き下げを検討=農園一次産業相

【クアラルンプール】 世界的な食用油の供給危機の懸念が高まる中、ズライダ・カマルディン農園一次産業相は、世界第2位の生産国であるマレーシアが食用油不足を補い且つ輸出シェアの拡大を目指してパーム油の輸出税を半分程度引き下げる可能性があると述べた。
ズライダ氏はロイターとのインタビューで、輸出税に関する検討を行うための委員会を設置した通産省に対して引き下げを提案したことを公表。現在8%となっている輸出税について、暫定措置として4%から6%に引き下げる可能性があると述べた。早ければ6月中に実施が決定される可能性があるという。
ロシアのウクライナ侵攻がひまわり油の輸出に影響を与えており、さらにインドネシアが国内需要を優先するためにパーム油輸出禁止を決めたことで世界的な食用油の供給懸念が高まっている。
ズライダ氏は「こうした供給危機に際して、輸出規制を緩和することでより多くのパーム油を輸出できるようになる」と指摘。また国内外の食品産業への供給を優先するために、国内のバイオ・ディーゼルの一部にパーム油を30%混合することを求める「B30」バイオディーゼル令の実施を遅らせることになると述べた。
(ロイター、ザ・スター、エッジ、5月10日)

中銀バンクネガラ、政策金利を2%に引き上げ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 中央銀行バンク・ネガラは11日、定例金融政策会合(MPC)を開催し、政策金利である翌日物政策金利(OPR)を0.25ポイント引き上げて2.00%とすることを決定した。中銀は2020年7月に0.25ポイント引き下げたのを最後に1.75%で維持しており、利上げは2018年1月以来、4年4カ月ぶり。
中銀は声明の中で、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大に伴う影響を緩和させるため、2020年はOPRを段階的に引き下げ、これまでで最も低い利率を維持してきたと説明した。今回のMPCでは、国内の経済成長が堅調に回復してきており、最悪な状況は脱したと判断し、物価の安定や持続可能な経済成長を支えるためOPRを段階的に引き上げることを決定したと明らかにした。
最新の統計では、内需や輸出の成長により国内経済が堅調に回復していることが示されており、労働市場でも失業率の低下、労働力率の上昇、所得の見通しの改善が見られていると指摘。新型コロナのエンデミック(風土病)段階への移行に伴う規制緩和や国境再開が経済活動を活性化させると予想した。しかし世界経済の回復が予想を下回る可能性や、ロシアのウクライナ軍事侵攻、サプライチェーンの混乱悪化、新型コロナの今後の動向が成長リスクとなり続けるとした。その上で、今年のヘッドライン・インフレ率について、平均で2.2ー3.2%と予想。コア・インフレ率は2.0ー3.0%となるとの見解を示した。
一方で世界経済について中銀は、経済再開と労働市場の改善が経済成長を下支えしていると指摘。インフレ圧力を軽減するためにマレーシア以外でも中銀による政策金利の調整が行われると予想した上で、今後の世界経済の成長見通しは、ロシアのウクライナ軍事侵攻、新型コロナやサプライチェーンの動向、コモディティ価格の急上昇などの影響を受け続けるとの見解を示した。

新型コロナの感染者数は2605人、5日連続で前日上回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、10日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は2,605人だった。累計感染者数は446万3,740人となった。
新たに2,014人が回復し、累計治癒者は440万5,197人となった。死者数は6人で、累計は3万5,590人。アクティブ感染者は、前日から585人増えた2万2,953人となった。うち94.2%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、5.4%が医療機関、0.3%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は62.3%にアップした。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,683万790人で、接種率は82.2%。ブースター接種完了者は1,604万9,816人で、接種率は49.1%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は68カ所で前日と変わらなかった。

ホンダ(M)、「BR-V」のボディカラーを刷新

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは10日、7人乗りクロスオーバー車「BR-V」のボディカラーを刷新したと発表した。
これまでの「パッション・レッド・パール」が「イグナイト・レッド・メタリック」に、「モダン・スチール・メタリック」が「メテロイド・グレイ・メタリック」となった。
吉村宏信 社長兼最高経営責任者(CEO)は、2色は市場から良い反応を得ていることから、「BR-V」でも採用することを決定したと説明した。
「BR-V」は2020年6月に投入され、これまでの累計販売台数は5,700台以上となっている。排気量1.5リットルのSOHC i-VTECエンジンを搭載。バリアント「E」の価格は8万6,726リンギ、「V」が9万3,420.27リンギから。