【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本政府観光局(JNTO)が発表した2022年4月の訪日者数統計(推計値)によると、マレーシアからの訪日者数は1,100人だった。2021年(95人)から11.6倍、前月(600人)から1.8倍となった。
JNTOによると、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の拡大により、マレーシアは日本政府による検疫強化(検査等)、査証の効力停止の対象となっている。 またマレーシア人の日本からの入国については、ワクチン接種証明の提出が義務付けられている。なお、日本への直行便は、2022年5月も引き続き大幅な運休・減便となっている。
また1ー4月のマレーシアからの訪日者数は、前年同期比2.9倍の2,000人となった。
一方で、4月の世界全体の訪日者数は、前年同月比12.8倍の13万9,500人で、2020年3月以来、2年1カ月ぶりに10万人を上回った。年初4カ月では3.1倍の24万100人となった。
JNTOは、日本政府は水際対策を段階的に見直す方針を表明しており、今後は、各国の感染状況や出入国規制の変化、ウクライナ情勢等に十分注視していくことが必要との見解を示した。