【東京=マレーシアBIZナビ】 電動アシスト自転車の豊田トライク(本社・東京都中央区)は、マレーシア国内における電動バイクおよび電動自転車の普及に向けてマレーシア政府を支援する計画だ。
アズミン・アリ上級相(兼通産相)は5月25日、豊田トライク社を訪問し、マレーシアにおける事業展開の可能性について協議した。
豊田トライクは、マレーシアにおいて電動バイクおよび電動自転車のバッテリー交換をコンビニでできるように支援する方針だ。マレーシアのパートナー企業であるグラフジェット・テクノロジー社(GTSB)や政府と連携して、電動バイクおよび電動自転車の普及を目指すという。GTSBは、電動バイクおよび電動自転車の生産に必要なグラフェンや黒鉛などを供給をする。
豊田トライクに出資するアジア開発キャピタル(本社・東京都中央区)のアンセルム・ウォン最高経営責任者(CEO)は、アズミン大臣が豊田トライクの今後の取り組みに対して強い期待を表明したことに言及。その上で、全てのマレーシア人にとり、豊田トライクの電動バイクおよび電動自転車が役立つと確信していると述べた。
また27日には、イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相の夫人らも同社を訪問し、電動バイクや自転車を見学した。