【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 流通大手のイオン・カンパニー(M)は5月31日、物価上昇による家計への影響緩和のため、キャンペーン「ジマ(節約)・ポケット」を6月1日から9月16日までの100日間実施すると発表した。
シャフィー・シャムスディン社長兼最高経営責任者(CEO)によると、日用消費財(FMCG)や食品メーカー、運送会社、金融サービス会社などのサプライヤーや事業パートナーと協力してイオンのほか、マックスバリュ、オンラインショップで同キャンペーンを実施する。コメや料理油、麺、クラッカー、コーヒー、砂糖などの生活必需品の中から、60リンギで15品目、100リンギで18品目を選んで購入することができる。商品は2週間ごとに新商品を投入する。好評だった場合は延長に向けて協力企業と交渉する計画だ。
シャフィーCEOは、顧客が懸念していることに同社は耳を傾け、ビジネスパートナーと協力して対策を探る企業であることを知ってほしいと説明。消費者の関心は我々の事業の核であるとし、最高のサービスを提供していきたいとした。
またイスカンダル・サルディン会長は、利害関係者と協力し、事業成長や持続可能性向上を目指していると言明。経済的な利益のみならず、環境保護や従業員の育成、エコシステムを向上させることが持続可能性のある事業だと考えていると述べた。