国際ハラルショーケース、今年は4日間のハイブリッド開催

【クアラルンプール】 ハラル(イスラムの戒律に則った)製品の国際展示会、マレーシア国際ハラル・ショーケース(MIHAS2022)が、今年は9月7ー10日の日程でハイブリッド方式で開催される。
第18回目となる今年は、▽製薬▽イスラム金融▽ファッション▽メディアとレクリエーション▽化粧品とパーソナルケア▽食品技術▽フランチャイズ▽イスラム教徒に優しい旅行▽サービスとイネーブラー▽教育▽ eコマースーーといった主要分野に新たにイスラム芸術と文化を加える。1,196のブースを設置する。
MIHASのモハマド・ムスタファ最高責任者(CEO)は、成約額について19億リンギを目標に掲げると言明。バーチャル商談会も実施し、400人に上ると予想される海外バイヤ 向けに国際調達プログラムを開催する予定だとした。
昨年の「MIHAS2021」は新型コロナウイルス「Covid-19」のためにバーチャルで3カ月にわたって開催され、成約額は21億3,000万リンギに達した。MIHASは2004年の第1回以来、マレーシアの輸出に累計約200億リンギ貢献した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、6月18日、ベルナマ通信、6月17日)

ウォルドーフ・アストリア・ホテル、24年にKLでオープン

【クアラルンプール =マレーシアBIZナビ】 国際的にホテルやリゾートを展開する米ヒルトンは、最上級ラグジュアリーブランドの「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ・アンド・リゾーツ」を、2024年にクアラルンプール (KL)でオープンすると発表した。同ブランドの進出はマレーシア初となる。
ヒルトンが15日に発表した声明によると、ホテル運営のトレードウィンズが開発・所有し、ヒルトンが運営する。「ウォルドーフ・アストリア・KL」は、KLの主要なショッピングモールや観光地へのアクセスの良いブキ・ビンタンにオープンする。今年第3四半期に着工する予定だ。客室数は、広さ76平方メートル以上のスイートルーム279室。付帯設備は、レストラン5軒、ウェルネスセンター、面積3,390平方メートルの会議室など。
ヒルトンはマレーシアにおいてホテル12カ所を運営しており、現在は9カ所のホテルの開業準備を進めている。また「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ・アンド・リゾーツ」については、アジア太平洋地域で14カ所を運営・建設中だ。

いすゞ、「DーMAX」旗艦モデルの22年度版の予約受付開始

【クアラルンプール】 いすゞマレーシアは、ピックアップ・トラック「DーMAX」のフラッグシップモデルである「Xーテレイン」の2022年度版の予約受付を開始した。7月中旬より納車を開始する。
第3世代をマイナーチェンジしたもので、車体カラーに「シルキー・パール・ホワイト」と「オニキス・ブラック」2色を新たに追加。「サファイア・ブルー」を廃止したため、「バレンシア・オレンジ」と3色展開に変更した。安全機能としては、360度見渡せる「アラウンドビュー・モニター」やグリルとドアミラーにもカメラを搭載。ワイヤレス充電器もアップデートし、施錠すると足元を照らす「ウェルカムライト」も新たに導入した。保険なしの価格は14万6,938リンギで、前モデルから5,000リンギの値上げとなった。7年間、走行距離無制限の保証が付く。
十川憲吉 最高執行責任者(COO)は「Xーテレイン」は「DーMAX」の中でも人気のあるバリアントであると言明。新機能を追加しボディカラーを変更したことで、多くの人をこれからも魅了し続けるとの見解を示した。
(ポールタン、6月17日)

自動車購入に対するSST減免措置、予定通り6月末で終了

【プトラジャヤ】 財務省は20日、2020年6月に発表した自動車購入に対する売上・サービス税(SST)減免措置について、再延長はしないと発表した。SST減免措置は業界の要望で3回にわたり延長されていた。

財務省が同日発表した声明の中でテンク・ザフルル財務相は、SST減免でこれまでに自動車の販売台数は86万8,422台に上り、47億リンギの税収減が発生したと明らかにした。
 ザフルル大臣は16日にも、ラブアン国際ビジネス金融センターの行事における記者会見で、SST減免で大幅な税収減となっていると表明。国民の必需品購入支援に活用できる額であり、精査が必要な事柄だと述べ、「再度3カ月延長すれば少なくとも12億リンギ、6カ月延長なら25億リンギの税収減になる。物価上昇の中、国民への支援を増やすためには、より多くの歳入が必要だ」と再延長に否定的な姿勢を示していた。

米連邦準備制度理事会(FRB)による0.75ポイントの利上げについてザフルル氏は「米国のインフレは8%超で、利上げは予想されたところ」とした上で、マレーシアの金利は低く、物価高騰から国民を守るため、金融・財政措置を検討する必要があると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ポール・タン、6月20日ザ・スター、6月17日、ベルナマ通信、6月16日)

新型コロナの新規感染者数は1690人、病床使用率は67.6%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、19日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1,690人で、累計感染者数は454万612人となった。
新たに2,108人が回復し、累計治癒者は447万8,936人となった。死者数はゼロで、累計は3万5,732人。アクティブ感染者は、前日から418人減の2万5,944人だった。うち96.0%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、3.9%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は67.6%だった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,720万8,771人で、接種率は83.3%。ブースター接種完了者は1,612万8,017人で、接種率は49.4%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は4カ所を維持した。