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東南アジア最大の医療複合施設、SOCSOが建設へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 サイバーダイン(本社・茨城県つくば市)は23日、同社のマレーシアにおける事業提携先である労災・医療保障の被雇用者社会保障機構(SOCSO)が、東南アジア最大の医療複合施設「国立神経ロボット・サイバニクスセンター」の起工式を実施したと発表した。
「国立神経ロボット・サイバニクスセンター」は、ペラ州イポーにある新タウンシップ開発「バンダル・メル・ラヤ」に建設される。面積は37ヘクタール(東京ドーム約8個分に相当)で、700人ほどの患者が一定期間包括的な治療を受けることが可能となる。竣工は2024年の年末頃の予定だ。
サイバーダインは2018年、革新的ロボット治療機器であるHAL医療用下肢タイプ(医療用HAL)およびその他のHAL(単関節タイプや腰タイプ)をSOCSOに導入して以来、提携関係にある。SOCSOが提供する公的従業員社会保障制度により、SOCSO被保険者に対するHALによるサイバニクス治療が拡大を続けており、今年5月末時点で10施設で92台のHALが稼働している。
サイバーダインは今後も引き続きマレーシア政府やSOCSOなどとの密接な連携を通じて、医療用HALをはじめとする各種サイバニクス技術の社会実装を進め、社会や職場への復帰にも貢献するエコシステムを構築し、全ての人が健康で豊かな暮らしを享受できる健康長寿社会を目指す方針だ。

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