UMWトヨタ、レクサス車を3.62ー11.57%値上げ

【クアラルンプール】 売上・サービス税(SST)の減免措置が6月末で終了したことから、UMWトヨタ・モーターは、レクサス車の販売価格を改訂した。値上げ率は3.62ー11.57%。
「UX」は、「UX200アーバン」が3.46%値上げの25万688リンギ、「UX200ラグジュアリー」が3.49%値上げの29万688リンギ。「RX」は、「RX300プレミアム」が11.57%アップし42万9,888リンギ、「RX300ラグジュアリー」が10.98%アップし45万5,888リンギ、「RX300 Fスポーツ」が10.75%アップし47万888リンギとなった。
「ES」は、「ES250プレミアム」の値上げ率は6.16%で31万3,888リンギ、「ES250ラグジュアリー」が6.06%で34万9,888リンギ、「ES250 Fスポート」が5.72%で36万4,888リンギ。

「LS」は、「LS500ラグジュアリー」の値上げ率は3.85%で106万3,000リンギ、「LS500エグゼクティブ(キリコ)」が4.08%で135万8,000リンギ。また「LC」は、「LC500」が3.72%で125万リンギ、「LC500コンバーティブル」が3.62%で135万リンギとなった。「LM」の「LM350(4シーター)」は3.75%アップの114万8,000リンギ。

 5月に発表した新型「NX」は、納車が7月以降になるため当初からSST込みの価格で発売されており、「NX250ラクジュアリー」 が37万888リンギ、「NX350 Fスポート」が38万9,888リンギとなる。
(ポールタン、7月4日) 

マツダ車販売のベルマツ、販売価格を2.37ー4.46%引き上げ

【クアラルンプール】 マツダ車の販売代理店でベルジャヤ・グループのベルマツ・オートは、売上・サービス税(SST)の減免措置が6月末で終了したことに伴い、自動車の販売価格を2.37ー4.46%値上げした。

「マツダ2」の価格は2.37%アップし10万3,670リンギとなった。「マツダ3」は3.27ー3.46%アップの14万3,320ー17万59リンギ、「マツダ6」は3.07ー3.39%アップの17万6,159ー21万8,648リンギとなった。
「CX-3」の値上げ率は3.57%、「CX-30」が2.95ー3.12%、「CX-5」が3.51ー4.20%、「CX-8」が4.08ー4.46%、「CX-9」が2.74%、「MX-5 RF」が3.46%となった。また商用車「BT-50」については、SSTの減免対象外だったため、現行の価格を維持する。

MIDFアマナ・インベストメント・バンクによると、マツダ車の予約受付件数は1日当たり通常30ー40件程度だが、SST減免措置の影響で最大で150台となる日もあった。現在の受注残件数はおよそ1万件となった。
(ポールタン、ボルネオポスト、7月4日)

MSCの後継戦略「マレーシアデジタル」を正式発表

【クアラルンプール】  イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は4日、デジタル経済成長に向けた新戦略「マレーシア・デジタル(MD)」の開始を正式発表した。
1996年に開始された、プトラジャヤ、サイバージャヤを含む、首都中心部からクアラルンプール国際空港にかけた地域をマレーシア版シリコンバレーにする「MSC(マルチメディア・スーパー・コリドー)」の後継戦略となる。ハイテク企業、人材、投資を呼び込み、地元企業や労働者が世界のデジタル経済に参加できるようにする。今年1月にアヌアル・ムサ通信マルチメディア相がMSCの改称および対象を全国に広げるなど、優遇措置の強化について発表していた。
MDの中心となるのは、▽デジタルツーリズム▽イスラムデジタル経済▽デジタル貿易▽デジタル農業▽デジタルサービス▽デジタル都市▽デジタルヘルス▽デジタル金融▽デジタルコンテンツーーの9分野。通信マルチメディア省がマレーシア・デジタル調整委員会(MD-CC)を設立し、企業へのMDステータス付与などの運営を担当する。
初期プログラムとして、デジタルノマド(ITを活用し旅行しながら働く人)を呼び込み観光を促進する「DEランタウ」や国内外のオンライン取引を促進する「デジタル・トレード」などがすでに開始されたという。
イスマイル首相は、デジタル経済は昨年、国内総生産(GDP)の22.6%に達し、2025年までに当初の目標である25.5%を超えて成長すると予想されているとし、MDは国のデジタル強化を目指すと述べた。
(ザ・スター、7月5日、マレー・メイル、7月4日)

宅配のエアアジアエクスプレス、首都圏と主要都市間で配送開始

【クアラルンプール =マレーシアBIZナビ】 キャピタルA(旧称・エアアジア・グループ)の格安宅配便部門のエアアジア・エクスプレスが、首都圏クランバレーと主要都市(イポーやジョホールバル、マラッカ、ペナン、クチン、コタキナバル)間の配達を開始した。
配達はアプリ「スーパーアプリ」の「エクスプレス」アイコンから受け付け、キャピタルAの貨物・物流部門であるテレポートが、マレーシア半島内で1ー3日以内、東マレーシアへの5ー9日以内に配達する。半島と東マレーシア間の配達料金は、従来の配達料金に比べて47%安いという。
エアアジア・エクスプレスはサービス拡大を記念して、「スーパーアプリ」利用者を対象に、4ー17日までの決済時に「DOMESTIC」と入力することで配達料金を20%割り引く。
エアアジア・エクスプレスは、首都圏クランバレーやマラッカ、ジョホールバル、コタバル、ペナン、イポー、コタキナバル、ミリ、クチン、シンガポール、バンコク内で即時・同日配達サービスを実施している。また今後、域内、国際、都市間配送サービスもスタートする予定だ。

新型コロナの新規感染者数は1918人、1週間ぶり2千人下回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、4日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1,918人で、累計感染者数は457万5,809人となった。
新たに2,321人が回復し、累計治癒者は451万643人となった。死者数は8人で、累計は3万5,784人。アクティブ感染者は、前日から411人減の2万9,382人だった。うち95.8%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、4.0%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は69.2%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,729万6,403人で、接種率は83.6%。ブースター接種完了者は1,614万7,891人で、接種率は49.4%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は10カ所だった。