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サラワク州、独自長期滞在ビザで就労や投資が可能に

【クチン】 サラワク州政府が独自で実施している、外国人の長期滞在を奨励する「S-MM2H(サラワクーマレーシア・マイ・セカンド・ホーム)」プログラムについて、9月1日より一部条件が変更される。

現状、年間15日以上のサラワク州滞在義務が30日以上になる。また、これまでは就労が禁止されていたが、今後は、専門家・投資家が州政府からの承認を得た場合、州内での勤労や投資、ビジネス運営が可能となる。

同州のアブドル・カリム・ラーマン観光芸術文化相は、「S-MM2H」では2007ー2020年に1,306人を受け入れ、2020年から現在まで合計209件の申請が承認されたとし、今回の変更は、州に利益をもたらすためのものだと述べた。

「S-MM2H」の他の必要条件には変更がなく、単身の場合は同州内の銀行に15万リンギ、夫婦の場合は30万リンギの定期預金、あるいは海外収入証明として単身は月7,000リンギ、夫婦は同1万リンギが必要となる。40—49歳のみ総額60万リンギ以上の同州内での不動産投資が条件となり、50歳以上では資産証明・定期預金以外の条件はない。S-MM2Hビザを取得して、マレーシア国内の他州に在住することも可能となっている。
(ボルネオ・ポスト、8月27日、ベルナマ通信、8月26日)

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