【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア航空は27日、コタキナバルーシンガポール間の直行便を就航した。

月、木、土曜日の運航で、「MH647」便はコタキナバル発が7時、シンガポール着が9時15分。「MH648」はシンガポール発が10時でコタキナバル着が12時25分となっている。使用機材はボーイング「B737ー800」で、エコノミーが144席、ビジネスが144席。運賃はエコノミーが391リンギから、ビジネスが1,653リンギからとなっている。

マレーシア・アビエーション・グループ(MAG)のイザム・イスマイル最高経営責任者(CEO)は、同路線の就航により、シンガポール間の接続性と柔軟性を高めることができると説明。同社は戦略的な新路線を導入し、座席提供数を新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大前の70%まで引き上げることを目指しているとした。

一方でサバ州観光局によると、4月にシンガポール間のフライトの再開に伴い、同州の訪問者は5月に1,248人、6月に3,051人になり増加傾向にある。マレーシア航空が運航を再開したことで、さらなる増加が期待されている。