【クアラルンプール】 石油・ガス(O&G)のインソン・ホールディングスは完全子会社であるインソン・グリーン・テクノロジー(M)(YGT)を通じ、日系イオンマレーシアとの間で充電インフラ提供に向けた協力覚書(MoC)を締結した。

YGTによると、カスタマーサポートや会員プログラムなどのサービス付きのEV充電器をイオン店舗に設置する。将来的には、イオンの物流用電気自動車(EV)向け充電設備もリースにより提供する。

インソンのエイリク・バークレー技術・新規事業担当副社長は、よりクリーンな未来を目指すという目標に一歩近づくため、イオンとともにグリーンテクノロジーを導入するとし、YGTはイオンのような、グリーンな取り組みを通じて顧客に差別化された体験を提供したいと考えるパートナーと協力することを楽しみにしていると述べた。

イオンのベンチャー・サステナビリティ最高責任者であるアズリ・モハメッド氏は、イオンは「持続可能な通勤」実現のため、業界をリードしていくと言明。イオンはスーパーとして国内最大数の店舗数を有しているため(イオンモール28店舗、イオンストア34店舗、イオン・ビッグ21店舗)、同じく国内で最大の小売EV充電ネットワークの一員になりたいと考えていると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ポールタン、8月29日)