ペッパーランチ、インドネシア企業とフランチャイズ契約を締結

【ペタリンジャヤ】 ペッパーランチ・マレーシアは、レストラン運営のインドネシア企業ボガ・グループとの間で、マレーシアにおけるマスターフランチャイズ契約を締結した。

ペッパーランチは2019年にマレーシアに進出。現状はシンガポールのSFBI(アジア・パシフィック)社がフランチャイズ運営を担当し、クアラルンプール(KL)やパハン州ゲンティン・ハイランドに出店しているが、2023年までの10店舗以上の出店を目指し、インドネシアでペッパーランチを運営するボガを今回、マレーシアでの主要運営企業として指名した。ボガはマレーシアでのフランチャイズ本部となり、今後、フランチャイズ加盟店を募集していく。

ペッパーランチ・マレーシアのディレクターであるゴー・チンミン氏は、インドネシアでペッパーランチの運営に成功しているボガは、その経験をマレーシアでも活かし、より多くの顧客にペッパーランチを届けられるよう尽力してくれると期待していると述べた。

ボガ・グループのクスナディ・ラハルジャ社長は、ペッパーランチの需要は高まっており、マレーシアでの成長に向け協力することを楽しみにしていると言明。ボガでは「5年以内の20店舗展開」を目標としており、ペッパーランチ・マレーシアはその計画を実現するための理想的なパートナーだと述べた。

ペッパーランチは、ステーキのファストフード・レストラン。1994年の設立後、国内で約180店舗、海外で約500店舗を展開している。
(ザ・サン、9月8日)

三菱モータース、ピックアップ「トライトン」10万台目を納車

【クアラルンプール】 三菱モーターズ・マレーシア(MMM)は、ピックアップトラック「トライトン」の国内販売台数が10万台を達成したと発表。正規ディーラー、イーオン・オートマートで10万台目の所有者への納車式を開催。記念として、10万キロメートル(km)走行分のディーゼル油(2万7,000リンギ相当)を贈呈した。

池田真也 最高経営責任者(CEO)は、トライトンのマレーシア投入以来、頑丈な外観、多用途性、優れたハンドリングにより日常使いも可能であることから、経営者やオフロード愛好家など様々な顧客に愛されてきたと述べた。その上で、顧客のニーズに応じてトライトンの技術や機能性を長年にわたり向上させてきたと言明。MMMの正規販売店やパートナー、政府、メディアなどの10万台達成に向けた協力に謝意を表明した。

MMMの2021年の販売台数は、前年から91%増の1万7,489台だった。「トライトン」は前年比34%増の9,268台。ピックアップ市場におけるシェアは22%となり、市場トップを維持した。
(ポールタン、9月12日、MMM発表資料)

日本格付研究所、マレーシアの格付けを引き上げ

【東京=マレーシアBIZナビ】 世界で発行・流通する債券、ストラクチャード・ファイナンスなどの格付け、情報提供を行っている日本格付研究所(JCR)はマレーシアの信用格付けを引き上げた。

外貨建て長期発行体格付けを「A」から「A+」に、自国通貨建て長期発行体格付けを「A+」から「AA」に、それぞれ1ノッチ引き上げた。見通しは両方とも安定的。

JCRは、豊富な石油・ガス資源、輸出型製造業を中心とする堅固な産業基盤、健全な金融セクターを引き上げの理由に挙げた。
経済は第1四半期以降、新型コロナウイルス感染症の鎮静化に伴い、感染症拡大前の水準を超え、また外国からの直接投資の増加を背景に、産業基盤の強化、高度化が進んでいるという。

財政面では歳入基盤の増強が課題だが、政府は税収増に取り組んでおり、財政基盤の改善は進みつつあるとの分析を示した。
国内総生産(GDP)比での政府財務残高は感染症対策で増加したが、60%台半ばと管理可能な水準にあるとした。

マレーシアなどの海外CEOと日本企業の商談会、中小機構が開催へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 中小企業基盤整備機構(所在地・東京都港区)は、11月28日ー12月9日に、マレーシアなど7カ国の企業等と海外販路開拓、海外展開を目指す中小企業との「医療機器CEO商談会」「流通産業CEO商談会」をオンラインで開催すると発表。日本企業の募集を開始した。

医療機器CEO商談会、流通産業CEO商談会は、経済産業省、中小企業庁、日本貿易振興機構、国際協力機構、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、日本商工会議所、東京都中小企業振興公社、東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センターが後援となり、オンラインで開催する。マレーシアからは、プロフェッショナル・ツールズ・アンド・ダイズ、ナゴヤ・プラスチック・インダストリー、ジシェン・コーポレーションなどが参加。他にはインドネシア、シンガポール、タイ、台湾、フィリピン、ベトナムから56社が参加する予定だ。

▽海外企業経営者(CEO等)と直接商談することでスピーディーな意思決定が可能▽海外政府機関等から推薦を受けた海外企業が参加▽日本企業からの購入、代理店契約・日本製品の販売、合弁会社の設立、共同開発・技術提携、日本企業への生産委託等を希望する海外企業が参加▽全商談に英語又は現地語の通訳が同席するため日本語での商談が可能▽海外展開の専門家が商談ノウハウをアドバイスーーが特徴となっている。

参加申し込みは10月14日までビジネスマッチングサイト(ジェグテック)で受け付ける。参加費用は、1商談につき5,500円(税込、通訳費含む)。

新型コロナの新規感染者数は1847人、4日連続で1千人台

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、12日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1,847人で、累計感染者数は480万6,954人となった。
新たに2,148人が回復し、累計治癒者は474万4,636人。死者数は5人で、累計3万6,285人となった。アクティブ感染者は、前日から306人減の2万6,033人。うち95.1%が自宅、0.0%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、4.6%が医療機関、0.3%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は71.3%だった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,750万1,007人で、接種率は84.2%。1回目のブースター接種完了者は1,622万5,664人で、接種率は49.7%、2回目が48万4,989人で、1.5%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、感染者が出続けているアクティブなクラスター数は21件に減った。