【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは20日、先進運転支援システム(ADAS)のフロント・カメラおよび運転席のスライド・アジャスターの不具合が起きる可能性があるため、マレーシアで販売された702台を対象に予防的リコールを行うと発表した。
フロント・カメラに関しては、運転中にカメラが起動しないことがあるため、「シティ・ハイブリッド」の2021年モデル630台をリコールする。またスライド・アジャスターについては、運転中に運転席が所定の位置に固定されなくなり、シートベルトによりドライバーを保護できなくなる可能性があるため、「シビック」の2022年モデル72台に溶接による補修を行う。検査、修理、交換はすべて無料。
ホンダは、これまで不具合により事故や負傷者は出ていないと説明。「ホンダ・タッチ」アプリでもリコールに関する詳細を確認することができるとし、対象車種の所有者に対して正規ディーラーに連絡して、部品交換のための予約をして欲しいと呼びかけた。