【クアラルンプール】 マレーシア外国貿易開発公社 (MATRADE) は、国内最大のハラル(イスラムの戒律に則った)製品見本市「マレーシア国際ハラルショーケース(MIHAS)2022」の成約額が、目標の19億リンギを上回る23億6,000万リンギだったと発表した。
MATRADEによると、MIHASは9月7ー10日に3年ぶりにリアル開催された。出展者の成約額が16億5,000万リンギ、国際調達プログラム(INSP)の成約額が7億1,470万リンギ。金融サービス、農産物、調理食品、飲料、パーム油製品分野での成約が多かったという。
INSPには、マレーシアのサプライヤー264社、33カ国の海外バイヤー192社が参加。オンラインで同時開催されたバーチャルINSPには、マレーシアのサプライヤー226社、48カ国の海外バイヤー197社が参加した。インド、カタール、サウジアラビア、トルコ、米国から参加したプレミアム・バイヤー5社の成約額は合計で7億1,470万リンギとなった。内訳はINSPで6億5,022万リンギ、バーチャルINSPで6,448万リンギだった。
モハマド・ムスタファ最高責任者(CEO)は、マレーシアはMIHASを通じて世界のハラル拠点の中心地となったとし、MATRADEは今後も零細・中小企業に対して海外への輸出を奨励し続け、2025年までに2.8兆米ドルに達すると推定される世界イスラム経済へ参入できるよう支援していくと述べた。
MATRADEは、来年のMIHASを9月12ー15日にかけて、今年と同様にクアラルンプールのマレーシア国際貿易展示センター(MITEC)で開催する予定だ。
(ザ・スター、9月23日、ベルナマ通信、9月22日)