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チョコレート輸出先、昨年は日本が20.7%でトップ

【クアラルンプール】 マレーシア・ココア委員会(MCB)によると、2021年のチョコレート輸出量は6万8,000トン、額にして10億リンギで、日本が20.7%でトップとなり、2位の中国(12.5%)を大きく引き離した。

「マレーシア・ココア・チョコレート・デー(MCCD)2022」イベントに出席したラヒマー・マジッド議長は、日本が最大の輸出先になったことからも、マレーシア産チョコレートが日本でも認知されていることを示していると指摘。外国産に比べてマレーシア産の質は遜色ない上に非常に美味しく、競争力があると述べた。

マレーシア産チョコレートの輸出額は急速に伸びており、2010年の2.72億リンギから11年間で267%増加した。最近ではMCBの指導による手作りチョコレート起業家が増えており、2021年は90トン、額にして550万リンギを生産。今年は94トン、600万リンギを目標に掲げている。

マレーシア産ココア製品の輸出額は2021年に68億リンギを記録。チョコレートが15%を占めた。今年1―6月の輸出額は36億リンギに達しており、今年通年では70億リンギ超を見込んでいる。海外における高い需要とマレーシア産ココア製品の価格競争力が輸出を伸ばした。

10月14―16日の日程で開催されたMCCD2022には、メーカー6社、チョコレート起業家17社などが出展した。
(マレーシアン・リザーブ、10月15日)

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