【クアラルンプール】サウジアラビア最大級のイスラム銀行、アル・ラジ銀行の子会社アル・ラジ・バンク・マレーシア(ARBM)は野村アセットマネジメント・マレーシアとの提携を発表した。野村が設定したイスラム式投資信託をARBMの全支店窓口で販売する。
扱う商品を増やすことで顧客の投資需要に対応する。ARBMのアルサラアン・アハメド最高経営責任者(CEO)は声明で「戦略的提携であり、ARBMの顧客の投資選択肢が増える」とした。
扱うのは、半導体製造にかかわる企業に投資する、リスク許容度の高い投資信託「グローバル・シャリア・セミコンダクター・エクイティー・ファンド」、外国のシャリア(イスラム法に準拠した)株式、債券、短期金融市場商品などに投資する「グローバル・シャリア・ストラテジック・グロース・ファンド」、イスラム式預金、短期金融市場商品などで運用し、定期的な利回りを目指す「アイ・インカム・ファンド」の3種。
(エッジ、10月23日)