米ラルフローレン、カフェ「ラルフズコーヒー」をKLに開設

【クアラルンプール】 高級ファッションブランドの米ラルフローレンは、クアラルンプール(KL)中心部の高級ショッピングモール「パビリオン・クアラルンプール」にカフェ「ラルフズ・コーヒー」をオープンした。

香港のデザイン会社であるレジェンド・インテリアが店舗デザインを担当し、米フィラデルフィアのコーヒー店であるラ・コロンベがコーヒー豆を提供している。店舗では、コーヒーの他、ホットチョコレート、紅茶、ブラウニーやクッキー、 レイヤード・ココナッツ・ケーキなどのスイーツも取り揃える。また、ボトル、マグカップ、デザートプレートなど、「ラルフズ・コーヒー」のロゴ入りオリジナル商品も販売する。営業時間は午前10時から午後10時まで。

「ラルフズ・コーヒー」は、2014年8月にニューヨークで開設。米国以外にも、日本や欧州、中国、香港、カタールに常設店を構える。その他、ラルフローレン店舗側で、コーヒー・トラックや売店なども出店している。

(ワールド・コーヒー・ポータル、スマートポータル・マレーシア、10月11日)

エアアジアがペナンーバリ線を20日に就航、週2便を運航

【ジョージタウン】 格安航空のエアアジアは12日、ペナンーバリ(デンバサール)線を20日から就航すると発表した。週2便の運航で同社のペナン国際空港発着便数は週156便となる

10月20ー27日の運航スケジュールは、AK1234便が月、木曜日の運航で、ペナン発が7時00分、バリ着が10時35分。AK1235便が月、木曜日の運航で、バリ発11時10分、ペナン着が14時30分。11月1日ー来年3月25日の運航スケジュールは、AK1234便が火、土曜日の運航で、ペナン発が15時25分、バリ着が19時00分。AK1235便が火、土曜日の運航で、バリ発19時25分、ペナン着が22時45分。

エアアジアは新就航を記念して、16日までの期間限定で、10月20日ー2023年3月25日までのバリーペナン間航空券を片道159リンギから購入できるキャンペーンを実施する。

同州観光・創造経済委員会のイェオ・スンヒン委員長は、新路線が観光消費と雇用機会の相乗効果により、地元に多くの利益をもたらすと確信していると言明。外国人旅行者の訪問促進にもなり、ペナンはビーチに囲まれたビジネスと観光のハブとして成長しているため、将来的にペナンとオーストラリアを結ぶ新路線開拓のきっかけになる可能性があると述べた。

エアアジアのリアド・アスマット最高経営責任者(CEO)は、新路線は昨年8月のペナン国際観光局(PGT)との協力覚書(MOC)の締結に続き、ペナンを観光地として盛り立てる取り組みだと説明。ペナンは同社の成長において重要な役割を担っているとして、今後もペナンでのサービスを拡大していくと述べた。

(ラキヤット・ポスト、エッジ、ベルナマ通信、10月12日、エアアジア発表資料)

富裕層誘致を目的とした長期滞在ビザ、代理店16社を承認

【クアラルンプール】 富裕層受け入れのための長期滞在ビザ「プレミアム・ビザ・プログラム(PVIP)」の申請を受け付ける代理店16社が承認された。16社で合計1万300人分の承認枠を有する。

出入国管理局のカイルル・ザイミー・ダウド局長によると、代理店になるには、100万リンギの払込資本金を持ち、保証金の支払能力があることが条件。PVIP申請費用は20万リンギで、代理店は入国管理局からの承認通知を受け取ってから30日以内にその10%にあたる2万リンギを保証金として収める必要がある。代理店のリストは、同局のウェブサイトやソーシャルメディアから確認可能だ。

PVIPはマレーシア国外の収入が月4万リンギ以上、あるいは年48万リンギ以上の個人(年齢不問)を対象としており、銀行口座残高100万リンギが必要となっている。申請は代理店を通してのみ受け付ける。最長20年間のマレーシア滞在が可能で、滞在中の不動産購入や投資、事業運営なども許可されるが、市民権は得られない。PVIP参加者数は、マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)参加者数と合計してマレーシア人口の1%までだが、第1期では上限2万人まで受け付け、その後申請費用20万リンギについて見直されるという。
(ザ・スター、10月13日、フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、10月12日)

不動産のパラゴングローブ、日系シマノと工場建設契約を締結

【ペタリンジャヤ】 不動産開発のパラゴン・グローブの完全子会社であるパラゴン・ビズハブは、自転車部品・釣具製造のシマノ(本社・大阪府堺市)のマレーシア現地法人シマノ・コンポーネンツ(マレーシア)との間で、工場設計・建設契約を締結した。

パラゴン・グローブがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、シマノは、ジョホール州ペカン・ネナス工業団地内の2階建て事務所付き平屋工場2ユニットを4,500万リンギでパラゴン・ビズハブより購入した。建築面積13万5,343平方メートル、敷地面積は約4,95エーカー。設計と施工を一元化するデザインビルド方式で建設が行われ、完工は2024年の予定。

シマノ・コンポーネンツのチア・チンセン社長は、今回の買収は成長計画に沿い、既存の製造施設を補完するもので、今後も投資を行っていくと述べた。
シマノは、1990年にペカン・ネナス工業団地に製造工場を設立して以来、継続してマレーシアへの投資を行っている。
(ザ・サン、ザ・スター、10月13日)

新型コロナの感染者数は1628人、病床使用率は74.0%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、12日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は1,628人となり、累計感染者数は485万9,136人となった。
新たに1,345人が回復し、累計治癒者は480万584人。死者数は1人で、累計は3万6,407人となった。アクティブ感染者は、前日から282人増の2万2,145人。うち95.7%が自宅、4.1%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は74.0%。ICU病床の使用率は63.7%、人口呼吸器の使用率は36.6%となり、それぞれ前日から上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,751万3,580人となり、接種率は84.2%。1回目のブースター接種完了者は1,624万2,889人で、接種率は49.7%、2回目が51万1,444人となり、1.6%だった。

ペラ州でルム海洋工業都市を開発、ベルギーの港湾公社と協業で

【ペタリンジャヤ】 ペラ州開発公社(PKNP)は、マンジュンにおける「ルム海洋工業都市(LuMIC)」の開発・管理に向けて、ベルギーのアントワープ ブルージュ港湾公社の子会社であるアントワープ ブルージュ国際港湾公社(PoABI)との間で契約を交わした。今後25年間で720億リンギの投資を見込んでいる。

PKNPが11日に発表した声明によると、ルム港工業団地では91社が事業を行っており、年間の売上高は22億リンギとなっている。これまでに1万5,000人分の雇用が創出されたことから、LuMIC開発を実施することを決めた。LuMICは海運や物流関連産業、国際貿易関連産業に焦点を当てた総合海洋産業クラスターとなり、工業団地や倉庫、多目的ターミナルを開発する。投資家には税制優遇措置などのインセンティブを提供する。

LuMIC開発により、ペラ州へ経済波及効果をもたらし、熟練労働者を含む5万1,000人分の雇用創出のほか、不動産やインフラ、観光などの産業成長を促進させ、社会経済開発に繋がると期待されている。
(ザ・スター、ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズ、10月12日)

「議会解散の株式市場への影響はこれから」、楽天トレード

【クアラルンプール】 マレーシア初のオンライン専業証券会社、楽天トレードは議会解散と今後実施の総選挙について、株式市場への目に見える影響は今のところないが、これまでの総選挙同様、選挙前と後に、ある程度の相場上昇は起こるとの見解を示した。

来年度予算案に関する記者会見でケニー・イー調査部長は、3,723億リンギの歳出予定について「これを賄うため何らかの措置が必要だ。物品・サービス税(GST)再導入は一つの手段として有力」と語った。

予算案では950億リンギの開発支出が組まれており、これを最も喜んでいると考えられるのは建設セクターだ。

ケニー・イー氏によれば、建設業はほかの産業分野への波及効果が大きく、建設業の活気が増せば、ほかの分野も元気づくという。

株式市場については外国資金の流入増が期待できる。また米国が利上げのペースを緩めると予想されるため、マレーシアを含む域内市場は安定さを増すという。
株式市場における昨年末時点の外国人保有比率は過去最低の11.35%で、今年9月末は12.39%。
(ザ・サン、10月12日、ベルナマ通信、マレーシアン・リザーブ、10月11日)

選挙委、10月20日に選挙日程を決定へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相が10日に下院議会の解散を発表したことを受け、選挙委員会(EC)は10月20日に第15回総選挙の日程を決定するための会議を開催すると発表した。
総選挙は解散後60日以内に開催することが憲法で定められているが、11月中旬になると各地で洪水を引き起こす北東モンスーンが到来することから、11月上旬の開催が有力視されている。

2018年の総選挙は国会解散から約1カ月後に開催されている。ECが日程を発表したのは4月10日で、公示日は18日後の4月28日で土曜日、投票日はさらに11日後の5月9日で水曜日だった。

一方、先延ばしとなっていたサバ州議会ブガヤ選挙区の補選も下院選と同時に開催される見込み。同選挙区では、当時現職のマニス・ムカ・モハマド・ダラ議員が同州議会選挙(2020年9月26日)直後の11月に死去したが、補欠選挙が行われないままとなっていた。

■セランゴール州などは議会解散しない方針■
早期解散に反対していた野党連合・希望同盟(PH)は、自派が政権を握る諸州において州議会解散は行わない方針だ。

すでにセランゴール州政府は、同州スルタン、シャラフディン殿下が州議会解散・選挙を行わないことに同意したと発表。ネグリ・センビラン州はすでに年内に解散しない方針を示している。ペナン州は近く最終決定するが、PH中央の意向に沿って解散しない方針をとるとみられる。

また与党連合に属しながらも早期解散に批判的な国民同盟(PN)所属の汎マレーシア・イスラム党(PAS)が政権を握るクランタン州、トレンガヌ州、ケダ州も解散しない見通しだ。

UMWトヨタの9月の販売は15%増、新「ハリアー」予約開始

【クアラルンプール】 UMWトヨタ・モーターは、9月の販売台数が前年同月比15%、前月比1.6%ともに増加し、9,233台となったと発表した。うち9,098台がトヨタ・ブランド、残りの135台がレクサス・ブランドで、それぞれ前月の9,091台、130台を上回った。

新型コロナウイルス「Covid-19」拡大抑制のために実施されたロックダウンにより大幅に落ち込んだ昨年からの反動で、年初9カ月の累計販売台数は前年同期比54%増の7万872台となった。

UMWトヨタのラビンドラン・クルサミー社長は、増産やタイムリーな納車を目指し、販売・アフターサービスを強化する「エクストラマイル」を実践していくとした。

同社は、昨年2月にマレーシア市場に投入した「ハリアー2.0Lラグジュアリー」の2022年改良版の予約受付を開始した。改良版では「ハリアー」の高級感や信頼性をさらに高め、パノラミックビューモニターやプリクラッシュセーフティなどの事故予防安全パッケージ「トヨタ・セーフティセンス」の改善を行った。また新バリアントとして特別仕様車としてレッドメタリックを追加したという。価格は27万4,000リンギから。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ポールタン、10月11日、UMWトヨタ・モーター発表資料)

新型コロナの感染者数は1291人、病床使用率は70.4%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、11日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は1,291人となり、累計感染者数は485万7,508人となった。
新たに1,592人が回復し、累計治癒者は479万9,239人。死者数は3人で、累計は3万6,406人となった。アクティブ感染者は、前日から304人減の2万1,863人。うち95.6%が自宅、4.2%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は70.4%。ICU病床の使用率は62.6%とそれぞれ前日から上昇したが、人口呼吸器の使用率は35.1%に下がった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,751万3,332人となり、接種率は84.2%。1回目のブースター接種完了者は1,624万2,080人で、接種率は49.7%、2回目が51万757人となり、1.6%だった。