【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 台湾の大手書店チェーン「誠品生活」がクアラルンプール(KL)のブキ・ビンタンにある高級ショッピングモール「スターヒル」に17日オープンする。台湾以外では日本に次ぐ2カ国目、東南アジアでは初の出店となる。
「誠品生活KL」では、書店である「誠品書店」を中心に様々な文化的なコンテンツを紹介する。誠品書店では、スタッフが吟味した本を紹介するほか、店内にはリビングルームのような快適な読書空間を有し、ゆったりと読書を楽しめる。「見えない街」をテーマに4テーマの区間を設けており、色とどりのドレープが広がる「浮遊する街」では、伝統市場の演出により郷土料理やライフスタイルを紹介。全長60メートルの赤レンガの「アーチ型壁門」では、多言語の文学・人文科学の書籍を取り揃える。「きらめく街」では、文化的・創造的なデザインや地元の生活用品、「永遠の街」の回廊では、ファッショナブルでトレンディなデザインを紹介する。また、子ども向けエリアでは幅広い年齢層に対応し、児童図書のセレクション、ベストセラー・リスト、月ごとのテーマに基づく展示を行い、定期的に絵本の読み聞かせなどのイベントも開催する。オープンを記念し、絵本作家ジミーのマレーシア初となる特別展も実施する。