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アンワル内閣が副大臣27人を指名、正副でバランス重視

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 アンワル・イブラヒム首相は9日、保留となっていた副大臣人事について合計27人を起用すると発表した。アンワル首相は12月2日に副首相を含む正大臣28人の指名を行っており、これでアンワル内閣の閣僚人事が完了したことになる。

副大臣は正大臣と異なる政党から選ばれており、バランスを重視した人事となっている。また先の5人の女性の正大臣任命に続いて、8人の副大臣が女性となっている。正副大臣は合計55人となり、ムヒディン ヤシン政権時の70人、イスマイル・サブリ・ヤアコブ政権時の71人からは大幅に減らされている。

財務相を兼務するアンワル首相を支える重要ポストである副財務相ポストには、国民戦線(BN)率いる統一マレー国民組織(UMNO)のアハマド・マスラン書記長と希望同盟(PH)の構成党、民主行動党(DAP)のスティーブン・シム全国党書記の2人が指名された。UMNOからは6人の正大臣、5人の副大臣が起用されており、DAP(正大臣4人、副大臣6人)を上回るポストを獲得することとなった。

このほか大物政治家からは元マラッカ州首相のアドリー・ザハリ氏(国民信任党=Amanah)が副国防相に、リム・チントン氏(DAP副書記長)が副通産相にそれぞれ指名された。

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