ドンキホーテ3号店、11月1日にサンウェイピラミッドで開業

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)10月28日、現地法人パン・パシフィック・リテールマネジメント(マレーシア)が、11月1日にマレーシア3号店となる「JONETZ by DON DON DONKIサンウェイピラミッド」オープンすると発表した。

今回オープンする3号店に、ドンキ寿司店「鮮選寿司」とコメ専門店「冨田精米」併設する。2021年に香港でオープンした「鮮選寿司」高い支持集め、現在香港で4店舗、タイで1店舗展開。精米したて新鮮な日本米「こしひかり」に、オリジナルブレンド赤酢合わせたすし飯と、世界中から仕入れた鮮度高いネタ組み合わせる。冨田精米で、店内で精米した「あきたこまち」や「えぬき」取りそろえ、新潟県産「こしひかり」使ったおにぎりも販売する。

入口に「和牛串ステーション」設け、マレーシアで人気和牛串販売する。ハラル(イスラム戒律に則った)認証受けたA5和牛使用した和牛串手軽に高級和牛が食べられると好評受けているヒットメニューだという。デザートや冷凍食品も豊富に取りそろえ、利便性高い店舗目指す。営業時間午前10時から深夜12時。

バティックエア、KLー成田線を12月15日に就航

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 航空会社バティック・エア(旧称・マリンド・エア)12月15日よりクアラルンプール新国際空港(KLIA)ー成田線就航すると発表した。

同社今後、札幌や大阪などへ乗り入れも計画している。

ムシャフィズ・ムスタファ・バクリ最高経営責任者(CEO)人気ある北アジア市場に事業拡大進めていると説明。成田線開始することで、KLIAトランジットハブとして強化できるとし、日本、豪州、南アジア、東南アジア諸国連合(ASEAN)間でシームレスな接続提供するとした。

KLIAー成田線1日1往復運航となる。運航スケジュール、「OD680」便がKLIA午後0時30分に出発し、成田に午後8時50分に着く。「OD681」便午後10時に成田出発して、翌日午前4時30分にKLIAに到着する。機材ボーイング「737-8」型機予定しており、ビジネスが12席、エコノミーが150席となる。
就航記念してエコノミー席チケット1,599リンギ、ビジネス4,959リンギで販売している。

西村経産相、マレーシアに液化天然ガスの安定供給を要請

【クアラルンプール】 西村康稔経済産業相10月28日、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)ムハンマド・タウフィク社長兼最高経営責任者(CEO)と会談し、9月に発生したガス・パイプラインガス漏れによる液化天然ガス(LNG)ガス供給障害について、日本企業へ影響最小限にするよう要請した。


ペトロナス10月4日、サバ州およびサラワク州ガスパイプラインガス漏れにより、LNGプラント向け天然ガス供給で不可抗力条項(フォースマジュール)宣言していた。不可抗力条項、火事、自然災害など予測不能な出来事により供給義務逃れるも


西村経産相、ペトロナスから既に代替供給など、誠意ある対応してもらっているとし、日本企業へ影響最小限に抑えるため、引き続き最大限努力要請すると述べた。タウフィクCEO日本企業へ影響すること約束するとし、長期的なパートナーとして安全で信頼できるLNG供給に努めると述べた。


2020年日本LNG全輸入量うちマレーシア14.2%占め、豪州に次ぐ第2位。ただし、マレーシアLNG最大購入企業であるJERA今回トラブルによる燃料調達へ大きな影響ないとし、東京ガスも、LNG調達へ大きな影響予想していないとしている。また、ペトロナス先に、日本に今後数カ月で代替LNG提供できる可能性が高いと通知しており、ガス漏れ影響受けないガス田生産量増加により日本へ荷量維持目指す模様だ。

(ロイター、エッジ、マレーシアン・リザーブ、10月28日)

JFE、セレンバンのラミネート接着剤製造工場の増強工事を受注

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 JFEエンジニアリング(本社・東京都千代田区)は10月28日、マレーシア現地法人であるJFEエンジニアリングマレーシア(JFEEM)が、東洋インキSCホールディングス(本社・東京都中央区)のグループ会社であるトーヨーケム・スペシャリティ・ケミカル社より、ヌグリ・スンビラン州で実施するラミネート接着剤製造プラント増強工事の設計・調達・建設(EPC)を受注したと発表した。

同プラントはセレンバンにあり、レトルト食品や医療用途のパッケージ材等、生活に密着した分野に使用される高機能かつ環境対応型の接着剤を製造している。同増強工事により生産能力を2倍に拡大し、2023年9月の運用開始を予定している。
JFEEMは、1990年代から石油・化学・ガス・廃棄物処理・水処理をはじめとする各種プラントや工場建屋の建設実績を有し、各分野の顧客ニーズに応じて、計画からEPCまでワンストップで提供できる体制を構築している。また、JFEグループのこれまでのマレーシアを含む東南アジア各地での化学プラント分野の設計技術力、プロジェクト遂行能力等が総合的に評価され、本工事の受注に至った。

JFEは、マレーシアには、安定したインフラ環境があることから、今後も日本を含む外国企業による製造拠点の展開・増強が見込まれると説明。同社およびJFEEMは、そのようなニーズに対応するとともに、SDGsの実現に向けた取り組みを継続し、持続可能な社会の実現に向けて貢献していく方針だ。

 

新型コロナの感染者数は3129人、3日連続で3千人上回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、10月30日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は3,129人となり、累計感染者数は490万51人となった。
新たに2,464人が回復し、累計治癒者は483万2,220人。死者数は2人で、累計は3万6,466人となった。アクティブ感染者は、前日から663人増の3万1,365人。うち95.2%が自宅、4.6%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は68.2%、ICU病床の使用率は64.0%、人工呼吸器の使用率は35.3%となった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,751万8,765人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,625万770人で、接種率は49.8%、2回目が51万9,839人となり、1.6%だった。

ベルジャヤ、来年6月までに「スターバックス」40店舗開設へ

【クアラルンプール】  ベルジャヤ・フードは27日、完全子会社であるベルジャヤ・スターバックス・コーヒー・カンパニーが、2023年度(2022年7月ー2023年6月)に国内で「スターバックス」の店舗を大都市、衛星都市を中心に新たに35ー40店舗開設する計画を明らかにした。

ベルジャヤ・フードがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に提出した年次報告書によると、地主や建築請負業者との共有投資で強い関係を築くとともに、代替建設資材を調達し、新店舗用地を確定した時点での迅速な調達により、インフレの影響を防ぎ、コスト上昇を軽減した上で、店舗を架設する。また、新しいフードの導入や料理専門家や著名人とのコラボレーションにより、メニューを改善する。会員の購買行動から得られるパーソナライズ機能や刷新したポイントプログラム、オンライン注文・支払システム、魅力的な特典の提供などにより、顧客体験や来店頻度を向上させ、運営・管理手続の効果的な管理も進め、運営・管理コストの削減に努める方針だ。

国内「スターバックス」1号店は1998年12月にクアラルンプールでオープン。その後、2016年12月にサバ州とサラワク州に拡大した。今年6月末時点での店舗数は356店舗。ベルジャヤ・フード・スプリームを通じ、ブルネイでも4店舗を運営している。
(エッジ、10月27日)

リンギは来年第2四半期から値上がり、Am銀行見解

【クアラルンプール】 Amバンクの調査部門は、対米ドルで下落を続けるリンギ相場は来年第2四半期以降、上昇に転じ、第4四半期には1米ドル=4.4リンギの水準になるとの見解を示した。米ドルが下落局面に入ると予想されるためだ。

リンギが最も下がったのは1998年3月31日で、1米ドル=4.88リンギ。年内は下落傾向を維持し、27日の4.705リンギに対し、第4四半期は4.7リンギ、来年第1四半期は4.8リンギが予想されるという。

来年のリンギ上昇予想の根拠は両国金利差の縮小で、米国経済は急な減速あるいは景気後退が予想されるため、米連邦準備制度理事会(FRB)は来年下半期に利下げに転じるという。同期の引き下げ予想幅は1ポイント。

FRBは9月20、21日に連邦公開市場委員会を開き、政策金利の誘導目標2.25ー2.5%から3.0ー3.25%へ0.75ポイント引き上げた。

現在のマレーシアの政策金利は2.5%だが、中央銀行バンク・ネガラ(BNM)は今年11月と来年1月にそれぞれ0.25ポイント引き上げ、3.0%にするとAmバンクは予想している。
(ザ・サン、10月28日、ベルナマ通信、10月27日)

ETSホールディングス、マレーシアに子会社を設立へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 電力や設備事業などを手掛けるETSホールディングス(本社・東京都豊島区)は27日、マレーシアに子会社、Gi2パートナーズを設立することを決めたと発表した。

Gi2パートナーズの設立は、マレーシア国内で送電線工事を行う法人への投資およびその投資管理、連結決算支援を行い、ETSホールディングスとのシナジーを高めることを目的としている。資本金は100万リンギ(約3,100万円)で、100%出資子会社となる。11月内に設立を予定しており、ETSホールディングスの日本本社の加藤慎章社長がGi2パートナーズの代表取締役を兼任する。

王子製紙傘下のGSPP、12億リンギを投じ製紙工場を開設

【ペタリンジャヤ】 王子製紙(本社・東京都中央区)傘下のGSペーパーボード&パッケージング(GSPP)は27日、セランゴール州バンティンでペーパーマシン3(PM3)工場の開所式を実施した。

ダンボール箱用の高強度・高品質の軽量紙を生産する工場で、完工は昨年11月。同9月に試験運転、今年4月から商業運転を開始している。建設費用は12億リンギ。

開所式に参加した王子製紙の磯野裕之 代表取締役社長兼グループ最高経営責任者(CEO)は、PM3は、高品質の紙製品を生産できる最先端の技術を備えており、マレーシアおよび東南アジア諸国連合(ASEAN)地域全体のニーズを満たすことができると言明。2010年のGSPP買収以来、マレーシアへの投資を続け、総投資額は10億米ドル(47.1億リンギ)、国内事業拠点数は18カ所に及ぶとした。先月、東南アジア最大の粘着紙ラベルメーカーであるアダンパックグループも買収しており、東南アジアやインド市場をビジネスの成長センターとして、トータル包装材料ソリューションプロバイダーのナンバーワンを目指すと述べた。

GSPPの製紙部門は抄紙機2台を保有、現状の生産能力は年間30万トン。PM3の稼働により、生産量は年間75万トンに増加する見込み。

王子製紙は、産業資材分野の拡大に加えて、機能性素材や紙おむつ事業にも積極的に投資している。今後もマレーシアへの投資を継続し、GSPPを通じて2025年までに紙関連製品・包装事業の市場シェアを現在の35%から50%にすることを目指す。また中期経営計画では将来的に海外売上高比率を50%以上とする目標を掲げている。
(ザ・サン、10月28日、エッジ、10月27日)

新型コロナの感染者数は2762人、2日連続で2千人上回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、27日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は2,762人となり、累計感染者数は489万437人となった。
新たに1,271人が回復し、累計治癒者は482万5,255人。死者数は4人で、累計は3万6,462人となった。アクティブ感染者は、前日から1,487人増の2万8,720人。うち95.8%が自宅、4.1%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は73.0%、ICU病床の使用率は64.1%、人工呼吸器の使用率は36.7%となった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,751万7,888人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,624万9,787人で、接種率は49.8%、2回目が51万8,798人となり、1.6%だった。