スピーカー「ソノス」ストア、星TCアコースティックがKLに開設

【クアラルンプール】 オーディオ機器販売の星TCアコースティックは、クアラルンプールのブキビンタンにある高級ショッピングモール「スターヒル・モール」に、ワイヤレススピーカー「ソノス」のコンセプトストアをオープンした。

シンガポールに開設したTCエクスペリエンス・センターをマレーシアで再現したもので、店舗面積は1,000平方フィート。同社が販売する「ソノス」と「クリプシュ」の2ブランドに特化し、サウンドバーからスマートルーム・スピーカーまでを展示。店舗にはプライベート・リスニングルームを設置し、購入前にホームシアターを体験できる。また、自宅の間取図を持参すれば、オーディオ・スペシャリストによる1対1のコンサルティングも受けられる。営業時間は毎日11時から午後8時。

新店舗オープンを記念して、来店先着100人にプチギフトをプレゼントする。また、ソノス・ハック・ワークショップ、インテリアデザイン入門、ホーム・リノベーションなどの体験型ワークショップやイベントも開催する予定だ。
(テックネイブ、ハイテック・センチュリー、12月1日)

自動車メーカー各社、SST減免対象予約分の納車を急ぐ

【ペタリンジャヤ】 自動車メーカーは、売上・サービス税(SST)の減免措置対象となる6月末までに受け付けた予約分を来年3月31日までに納車しなくてはならないため、納車を急いでいる。

マレーシア自動車連盟(MAA)のアイシャ・アハマド会長は、一部の自動車ブランド、特に欧州のブランドは部品や半導体不足に直面しているため、全ての企業が納車期限に間に合わない可能性があると言明。キャンセルが出ているものの、期限までに納車できなくても影響はないとみているとし、新政府が寛大な対応をしてくれると期待していると示唆した。

国民車メーカー、プロトン・ホールディングスのロスラン・アブドラ副最高経営責任者(CEO)は、部品などの供給が大幅に制限されるような不測な事態が起きない限り、納車できると確信していると言明。また6月30日以降の予約についても待ち時間の管理を行っており、長期化しないように努めているとした。

マツダ車のシニア・セールス・アドバイザーであるアニソン・フランシス氏は、世界的な半導体不足の影響が同社の生産に影響を与えており、輸入完成車(CBU)、現地組立車(CKD)共に過剰在庫がないため、12月は販促キャンペーンを実施しない可能性が高いと言明。また納車が期限に間に合わない可能性があるため、注文のキャンセルが出始めていると述べた。SSTを支払うより、数千リンギ上乗せして在庫のあるモデルを購入した方が良いと考える傾向にあるという。
(ザ・スター、12月2日)

日野モータース、年初10カ月の販売台数は4821台

【クアラルンプール】 日野モータース・セールス・マレーシア(HMSM)は、1ー10月の販売台数が4,821台となり、市場シェアが40%に拡大したと明らかにした。

クランタン州コタバルにおいて3S(販売、サービス、部品交換)センターの開設式に出席した内山厚志社長は、市場シェアが40%になったことは、マレーシア国内で走行する商用車のほぼ半分が日野ブランドになったことになると述べた。

3Sセンターは、 スンセン・モータース・エンタープライズ(SSKB)が200万リンギを投資してアップグレードしたもので、作業エリアの広さは1.5エーカーで、最新の設備を導入した。サービス・ベイは6基、修理ベイは15基となっている。

内山社長は、SSKBにより運営される日野認定の3Sセンターは、コタバルの顧客にワンストップで、最新モデルの問い合わせやアフター・サービス、純正部品の供給などを提供することができるようになったとした。
(ベルナマ通信、マレー・メイル、12月1日)

アンワル内閣の陣容発表、副首相にザヒド元副首相起用

【プトラジャヤ=マレーシアBIZナビ】 アンワル・イブラヒム新首相は2日、新政権の閣僚人事を発表した。アンワル首相がすでに約束していた通り、総勢28人の閣僚のみのコンパクトな内閣となった。イスマイル・サブリ・ヤアコブ前政権では正副大臣ポストが67人分も設けられていた。

連携して与党連合・希望同盟(PH)を支えることになった国民戦線(BN)、サラワク政党連合(GPS)から、それぞれアハマド・ザヒド総裁(元副首相、UMNO総裁)、ファディラ・ユソフ前公共事業相(サラワク・ブミプトラ保守党=PBB党首補)を副首相に起用。汚職で裁判を抱えているザヒド氏の起用は反汚職を期待していた有権者や野党から批判を浴びかねない決断だけに一層透明性のある清廉な政権運営が求められそうだ。なおザヒド氏は地方地域開発相、ファディラ・ユソフ氏は農園一次産業相をそれぞれ兼任する。

要である財務相はアンワル首相が兼任する。PH構成党幹部からは、国民信任党(Amanah)のモハマド・サブ党首が農業食糧安全相、人民正義党(PKR)のラフィジ・ラムリ副党首が経済相、サイフディン・ナスシオン書記長が内務相、ニック・ナズミ・ニック・アハマド党首補が環境天然資源気候変動相、民主行動党(DAP)のアンソニー・ローク党首が運輸相に起用された。UMNOからはモハマド・ハサン副総裁が国防相に、カレド・ノルディン総裁補が高等教育相に起用された。

このほかの閣僚人事は次の通り。

◎外務相・・・ザンブリー・アブドル・カディル

◎通産相・・・テンク・ザフルル

◎教育相・・・ファドリナ・シデク

◎保健相・・・ザリハ・ムスタファ

◎公共事業相・・・アレクサンダー・ナンタ・リンギ

◎人的資源相・・・V.シバクマル

◎女性家族相・・・ナンシー・シュクリ

◎通信デジタル相・・・ファーミ・ファジル

◎地方行政開発相・・・ンガ・コーミン

◎科学技術相・・・チャン・リーカン

◎首相府相(法務・制度改革担当)・・・アザリナ・オスマン

◎国内取引物価相・・・サラフディン・アユブ

◎観光芸術文化相・・・ティオン・キンシン

◎青年スポーツ相・・・ハンナ・ヨー

◎起業家開発共同組合相・・・イーウォン・ベネディック

◎国民統合相・・・アーロン・アゴ・ダガン

◎首相府相(サバ・サラワク州問題)・・・アルミザン・モハマド・アリ

◎宗教問題相・・・モハマド・ナイム・モクタル

これに先立ちアンワル首相は、経費削減のため内閣をスリム化する意向を示しており、効果が期待できない特使の指名を控え、極力5年間の任期を全うする考えを示していた。なおアンワル内閣は5日に初閣議を開いて閣僚のムダ遣いをなくすための新たなル―ルを設ける方針だ。

新型コロナの感染者数は2375人、死者数は3日連続で2桁に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、1日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は2,375人となり、累計感染者数は499万4,543人となった。
新たに2,857人が回復し、累計治癒者は493万3,381人。死者数は3日連続で2桁の11人となり、累計は3万6,695人となった。アクティブ感染者は、前日から493人減の2万4,467人。うち92.5%が自宅、7.1%が医療機関、0.3%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は76.0%、ICU病床使用率は68.1%、人工呼吸器使用率は38.5%となった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,752万6,217人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,626万5,994人で、接種率は49.8%、2回目が58万9,534人となり、1.8%だった。

独クナウスタバート、キャンピングトレーラー2種の型式認証取得

【クアラルンプール】 大手レクリエーション車(RV)メーカーの独クナウス・タバートは11月29日、キャンピングトレーラーの「スポーツ500」と「ズドビント450」について、東海岸経済地域開発委員会(ECERDC)から型式承認(VTA)を取得した。

VTAにより2モデルの販売・流通が可能となった。ECERDCによると、当初は輸入完成車(CBU)で開始し、将来的にはセミ・ノックダウン(SKD)や現地組立(CKD)への切り替えも検討する。パハン州での組立施設設立について議論を行っているが、操業開始までには2年以上を要する見込みだ。販売方法について、リースやレンタルなども検討しているという。

ECERDCのバイドザウィ・チェ・マット最高責任者(CEO)は証書授与式で、クナウス・タバートのRV型式承認はECERDCにとり画期的であり、国内RV産業の成長を促進し、ECER地域で雇用や起業機会の創出につながると言明。別途、ECER内でのRVキャンピングパーク設立も進めており、現在候補地を選定しているところだと述べた。

国内RV産業は発展途上で、国内でのRV登録台数は742台。バイドザウィCEOは、今回の承認によりマレーシアでキャンピング文化を根づかせ、海外から旅行者やRVファンを呼び込む第一歩となることを期待しているとした。
(ポールタン、11月30日)

ウォーターパーク「スプラッシュマニア」が1月にオープン

【クアラルンプール】 ガムダの不動産部門ガムダ・ランドは11月30日、セランゴール州のタウンシップ「ガムダコーブ」内で、ウォーターパーク「スプラッシュマニア」を来年1月オープンすると明らかにした。現在の工事進捗度は95%。

面積18エーカー(7.28ヘクタール)の「スプラッシュマニア」は、マレーシア労働安全衛生局、米国材料試験協会、国際遊園地・アトラクション協会、テュフ・ノード規格などの安全基準を順守したウォータースライダー24台、アトラクション15台を備える。全長78メートルのマルチメディア・アンド・オーディオ・ウォータースライダー「シャカ・ワカ」は、各自がカスタマイズできるLEDライトを備え、「ワイルドラッシュ」は、カーブやループを組み合わせ、水深3.35メートルのプールに飛び込むもの。「アトランティスVR」では、バーチャル・リアリティのヘッドギアを装着し「失われた街アトランティス」の中を250メートルにわたり探検できる。専用アプリも導入し、事前入場予約やマップ機能を使ったパーク内移動、飲食物の事前注文を可能にする予定だ。年間訪問者数は80万人を想定している。

周辺の湿地帯との調和を配慮して敷地の70%を緑地とする他、太陽光発電設備の導入、約1,500本の植樹、飲食業者による100%リサイクル可能な材料を使用して環境に配慮する。またウォーターパーク隣接地には商業施設を開発する。100店舗のテナントが入居可能な「タウンスクエア」の現時点でのテナント入居率は80%。また、「アークハイブ」は飲食に特化した施設になるという。

「ガムダコーブ」は、セランゴール州南部に位置する総面積1,530エーカーにおよぶタウンシップ開発で、住宅や商業施設、レクリエーションやレジャー施設などで構成されている。
(エッジ、11月30日)

星パンパシフィック、サービススイートをブキビンタンに開設

【クアラルンプール】 星パン・パシフィック・ホテル・グループは1日、クアラルンプールのブキビンタンに高級サービスアパート「パンパシフィック・サービススイート・クアラルンプール」をオープンした。

25階建て、客室数210室。客室は1ー2ベッドルームで、浴室にはレインシャワーを有し、アメニティをバルマンで統一するなど、モダンで洗練された空間となっている。会議室、ビリヤード台やテーブル・フットボール台などのレクリエーション設備付きのリビングルーム、朝食やドリンクを終日提供するパシフィック・ラウンジ、フィットネスセンター、屋上プール、スパ、屋上ガーデンテラス、ラウンジ・バー、レストランなどの付帯施設も備える。

利用者として長期滞在者を想定しているが、1泊からの利用も可能。同グループが6月にオープンしたホテル「パークロイヤル・コレクション・KL」に隣接している。
(ホスピタリティネット、11月29日、パンパシフィック・ウェブサイト)

ジップインフラストラクチャーとUSM、基本合意契約を締結

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 自走式ロープウェイ「ジッパー」を開発しているジップ・インフラストラクチャー(本社・神奈川県秦野市 )は11月30日、マレーシア科学大学(USM)との間で、マレーシアにおける「ジッパー」の導入検討に必要なシステム安全性、導入路線の事業経済性、技術拡張性の研究・調査支援を目的とした基本合意契約を締結したと発表した。

ジップ・インフラストラクチャーが開発する「ジッパー」は「低コスト、自動運転、自由設計」を特徴として、従来モノレールの半分の輸送量が確保できるシステムを、1/5のコストと期間で建設可能な新たな交通システム。

同社は、マーレシアで問題となっている深刻な交通渋滞を解決に向けて進められている多くの交通計画に対して研究・調査支援を行っているUSMと環境アセスメント、「ジッパー」の適応並びに導入候補地の調査を目的に連携し、Zipparの海外導入時の安全性を確立させながら、事業展開を進める方針だ。
 

新型コロナの感染者数は1737人、2日連続で1千人台

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、11月30日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は1,737人となり、累計感染者数は499万2,168人となった。
新たに3,338人が回復し、累計治癒者は493万524人。死者数は2日連続で2桁の17人となり、累計は3万6,684人となった。アクティブ感染者は、前日から1,618人減の2万4,960人。うち92.2%が自宅、7.4%が医療機関、0.3%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は76.1%、ICU病床使用率は64.4%、人工呼吸器使用率は37.5%となった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,752万5,970人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,626万5,364人で、接種率は49.8%、2回目が58万7,034人となり、1.8%だった。