【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア・エアポーツ(MAHB)によると、2022年通年の国内空港における航空旅客数は前年比4.9倍の5,267.9万人となった。新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大前の2019年に比べ50.0%まで回復した。

4月1日に国境が再開したことや、日本や台湾などアジア太平洋地域内で渡航規制が緩和されたことにより、国際線は1,650.5万人となり、12.1倍となった。国内線は3,617.4万人で3.9倍となった。

クアラルンプール新国際空港(KLIA)は2,537.7万人で、6.3倍。国際線が10.7倍、国内線が4.1倍だった。KLIAを除く国内空港は2,730.2万人で、4.1倍となり、国際線は62.6倍、国内線は3.7倍となった。

12月の旅客数は、678.8万人で2020年2月以来で最高となり、2019年の74.0%まで回復。前年同月比では2.2倍となり、前月比では31.1%増加した。

今年の見通しについては、MAHBは国際航空運送協会 (IATA)やマレーシア航空委員会(Mavcom)は回復基調を維持すると予想しているとして、中国が一般市民の海外旅行を解禁したことから、中国人観光客が航空旅客数の増加に貢献すると見込んでいるとした