【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 グローカリスト(本社・東京都港区)は8日、海外進出した企業のビジネスのリスクを検知・共有・整理するグローバルリスクマネジメントツール「グローカリスト」のマレーシア版について、サービス提供を正式に開始したと発表した。

「グローカリスト」は、各国の官公庁・地方自治体・外郭団体が発信する情報発信から24時間以内に現地語・日本語・英語に翻訳して掲載するサービス。弁護士など、各国の事情や法律に精通した専門家による解説記事も掲載する。自社ビジネスに重要度の高いリスクに対してタグ付け管理や共有もでき、対応漏れを防ぐことが可能だ。ベトナム・インド版については2022年10月より試験提供を開始していたが、今回、マレーシア版とともにベトナム、インド、タイ、インドネシア版のサービスも開始した。

グローカリストは、約1.3億円の外部資金調達の実施を完了しており、調達した資金は、さらなる機能拡充および拡販のための体制構築に充てる。今後は、日系企業や欧州連合(EU)、米企業が海外展開している、シンガポール、フィリピン、中国、メキシコ、ドイツなどの上位国11か国13エリアに対応予定で、さらなるエリア拡大も進めていく方針だ。