【クアラルンプール】 金取引業者のパブリック・ゴールド・グループは17日、国内初となる金の自動預け払い機(ATM)をクアラルンプール(KL)の国際金融地区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」に開設したと発表した。

同社がTRXで運営する「メラナ・パブリック・ゴールド」店内に設置したもので、純度999.9で5グラムまでの金インゴット現物を1日24時間、週7日購入できる。金の表面にはディズニー、マーベルスタジオ、ワーナーブラザーズなどのキャラクターがデザインされており、家族や友人へのギフトとしても活用できるという。

パブリック・ゴールドのルイス・ン創業者兼会長は、年内にATM50台の設置を目標としており、空港やテーマパークなどの交通量の多い場所に設置する予定だと説明。金現物を保有することは、インフレに対するリスクヘッジ方法であり、国内経済状況を考えると、より多くの人々が金を保有し資産を守ることを検討すべきだと述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月20日、ベルナマ通信、2月18日、ボルネオポスト、2月17日)