【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 家電量販店を展開するノジマ(本社・神奈川県横浜市)は14日、海外子会社ノジマAPACが2月21日付けで、マレーシア企業のエンドレス・モメンタムからIT機器販売のサンダー・マッチ・テクノロジー(TMT)の100%株式を譲り受ける株式譲渡契約を締結したと発表した。
ノジマによると、TMTは1997年の設立以来、マレーシアでパソコン、携帯電話などのIT製品の販売を行っており、49店舗をマレーシア国内で運営している。買収を決めた理由について、更なる成長が期待できる企業だと見込んでいると説明している。
ノジマは2019年、シンガポールの家電・家具販売店であるコーツ・アジア(現在ノジマAPAC)を買収。その子会社であるコーツ(マレーシア) を通じ、マレーシア市場で事業を行ってきた。今回のTMTの株式取得により、マレーシア国内の出店地域の網羅性とあわせ、物流・配送関連業務の統合、TMTの強みである情報通信商品の拡充により、顧客に喜ばれるための運営基盤づくりを目指す方針だ。