【クアラルンプール】 首都圏大量高速輸送(MRT)プトラジャヤ線(MRT2号線)が16日に全線開通し、午後3時から正式に営業運転を開始した。アンワル・イブラヒム首相がセルダンの車両基地で開業式を行い、3月31日まで運賃を無料にすると発表した。
MRTプトラジャヤ線は、クワサ・ダマンサラープトラジャヤ間の全36駅で全長は57.7キロメートル。2期に分け工事が行われ、そのうち第1期(クワサ・ダマンサラーカンポン・バトゥ間)は昨年6月に運行を開始している。今回第2期(カンポン・バトゥープトラジャヤ・セントラル間)が開通した。ティティワンサ、アンパン・パーク、チャン・ソウリン、スンガイ・ベシなど10のインターチェンジ(出場不要乗り換え駅)、接続駅(乗り換えに出場・再入場要)を備え、総建設費は305.3億リンギ。完全自動運転で、定員1,200人の4両電車を49編成配備する。
運行時間は毎日午前6時ー深夜0時。平日朝夕のピーク時には4ー6分間隔、それ以外の時間帯では7ー10分間隔、週末は7ー15分間隔で運行する。全区間の所要時間は84分。
当初は1日10.4万人の利用が見込まれており、マジュ高速道路やスンガイベシ高速道路など、クアラルンプール市街地に通じる道路や高速道路の混雑緩和が期待されているという。
(ポールタン、3月16日、マレー・メイル、フリー・マレーシア・トゥデー、3月15日)