UMWトヨタ、2月の販売台数は45%増の9297台

【クアラルンプール】 UMWトヨタ・モーター(UMWT)は、2月の販売台数が前年同月比45%、前月比37%共に増えて9,297台となったと明らかにした。
内訳は、トヨタ車が9,233台、レクサス車が64台だった。年初2カ月の販売台数は15%増の1万6,083台となった。

ラビンドラン・クルサミー社長は、顧客の声に耳を傾けるという活動を継続しており、顧客ニーズに応えることで、自動車業界のトップ企業としての地位を維持することができたとコメント。新たにスポーツカー「GR」、「GRスポーツ」、フルモデルチェンジのBセグメント・セダン「ヴィオス」といった優れたモデルを投入できることを嬉しく思うとした。

UMWTの親会社であるUMWホールディングスの昨年通年の売り上げは43%増の158.1億リンギ、純利益は55%増の4.2億リンギだった。 UMWホールディングスは今年について、満足のいく業績を達成できると予想。受注状況や製品およびサービスの需要が好調であるとし、慎重ながら楽観的な見通しを持っているとした。
(ザ・スター、3月8日、エッジ、3月7日)

プロドゥア、1ー2月の新車販売と生産台数が共に33%増

【ラワン=マレーシアBIZナビ】  ダイハツ系プルサハアン・オトモビル・クドゥア(プロドゥア)は8日、1ー2月の累計販売台数が前年同期から33%増の4万6,385台となったと発表した。累計生産台数も33%増の5万1,134台だった。

プロドゥアは好調の要因として、生産効率の向上、ディーラー融資制度の改善、顧客とのコミュニケーション強化などを挙げた。

ザイナル・アビディン・アハマド社長兼最高経営責任者(CEO)は、半導体不足やコスト上昇などの課題が継続する中、関係者の協力で生産・販売ともに2桁成長を達成できたコメント。2月末時点の納車待ち時間が平均2.5ー8カ月となっているが、今後数カ月のうちに生産を拡大し、納車待ち期間の短縮を目指すとした。また、経済状況の安定により今後の見通しは明るいとし、自動車部品メーカーで安定した労働力を確保し、生産性を向上させることに注力すると言明。政府に対しては、自動車業界に影響を与える政策変更については、関係者からの意見を吸い上げることを期待しているとした。

家族旅行先、検索数トップはタイ=アゴダ

【クアラルンプール】  ホテル予約サイト「アゴダ」によると、マレーシアにおいて家族旅行先として最も検索数が多かった海外旅行先はタイのハジャイで、2位も同じくタイのバンコクとなった。

3位はシンガポールで、トップ3は隣国が占めた。4位は東京、5位が台北(台湾)、6位がプーケット(タイ)、7位がバリ(インドネシア)、8位がクラビ(タイ)、9位がソウル(韓国)、10位が大阪となり、日本からは2都市がランクインした。
国内旅行先1位はクアラルンプール、2位がペナン、3位がマラッカとなり、それぞれ前回調査と同じランクを維持した。4位以下は▽ランカウイ▽キャメロン・ハイランド▽コタキナバル▽ジョホールバル▽イポー▽ポート・ディクソン▽ゲンティン・ハイランドーーだった。

アゴダによると、マレーシア人は家族との時間を大切にしており、旅行は、食べ物や景色などを味わうことで家族の絆を深めることに繋がる機会となっていると分析。様々な年齢層や大人数での旅行の計画を立てるのは難しいが、アゴダでは宿泊施設やフライト、アクティビティをシームレスに予約できる上、キッチン付きの部屋やベビーシッターなど様々なニーズにも対応しており、手間をかけず旅行を計画できるとした。
(マレーシアン・リザーブ、3月6日)

台湾発のコーヒーチェーンHWC、今年は40店舗をオープンへ

【ペタリンジャヤ】 台湾発のコーヒーチェーン店、黒沃珈琲(HWC)は今年、マレーシアで40店舗をオープンする計画だ。

HWCは、4月にペナンに店舗をオープンし、首都圏以外での出店も進める。また、5月にはマレーシア旗艦店とコーヒー・アカデミーを首都圏に開設する予定だ。旗艦店では、顧客の多様な好みに対応するため、様々な品質と価格帯のコーヒーを提供し、コーヒーアカデミーでは、バリスタの育成のため短期コースや週末コースなどを開催するという。また海外ではブルネイにおいて4月中旬に海外旗艦店をオープンすることも計画している。

同社は昨年4月、マレーシア1号店をセランゴール州ペタリンジャヤの「ワンウタマ・ショッピングセンター」にオープンし、その後9カ月で15店舗を開設。また、ホームステイで有名な建物にミニストアを今年2月時点で3店舗オープンしている。
(ザ・スター電子版、3月6日)

新型コロナの感染者数は226人、4日ぶりに200人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、7日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は226人となり、累計感染者数は504万4,204人となった。
新たに202人が回復し、累計は499万8,003人、死者数は2日連続ゼロで、累計は3万6,966人を維持した。アクティブ感染者は、前日から24人増えて9,235人。そのうち96.5%が自宅、3.4%が医療機関で療養中となっている。病床使用率は72.6%、ICU病床使用率は62.2%、人工呼吸器使用率は37.9%だった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,754万2,960人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,631万5,835人で、接種率は50.0%、2回目が81万1,678人となり、2.5%だった。

マレーシア航空、成田ーコタキナバル線を5月3日から運休

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア航空(MAS)は、成田ーコタキナバル間の直行便を5月3日をもって運休する。

MASは、2022年12月19日から日本とコタキナバルを結ぶ唯一の直行便となる成田ーコタキナバル間の運航を再開。月、木曜日の週2往復をビジネスクラス16席とエコノミークラス144席の計160席を配置したボーイング737-800型機を使用して、運航していた。週2往復の運航を4月24日まで続け、2月に発表したゴールデンウィークの臨時便である4月29日と5月3日のフライトを最後に運休する。

JOGMECとペトロナス、カーボンニュートラル推進で覚書締結

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、本部・東京都港区)とマレーシアの国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は6日、協力覚書(MOC)を締結し、マレーシアや他地域におけるカーボンニュートラル分野を対象とした事業創出のための協議を進めていくことに合意したと発表した。

日本の経済産業省が開催したアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)閣僚会合で締結されたもので、JOGMECは日本・マレーシア両国のエネルギートランジションや脱炭素化目標達成への貢献を念頭に、MOCを通じてペトロナスとの協力関係を緊密なものとし、水素・燃料アンモニア等のクリーンエネルギー、二酸化炭素(CO2)の回収・貯蔵(CCS)、温室効果ガス(GHG)排出管理等の技術開発や事業を促進する。また、この取組みによって、マレーシア内外でペトロナスが主導する各種事業への本邦企業の参画促進、カーボンニュートラルビジネスの機会創出が期待できるという。

JOGMECは、日本政府が主導するAZEC構想やアジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブなどを踏まえ、日本のエネルギーセキュリティの向上と、マレーシアをはじめとするアジア地域における持続的な経済発展とカーボンニュートラルの実現に貢献していく方針だとした。

一方でペトロナスの、ムハンマド・タウフィク社長兼最高経営責任者(CEO)は、「2050年までのネットゼロカーボン(二酸化炭素排出実質ゼロ)実現」とアジア地域における公正なエネルギー移行の加速に向けて、JOGMEGとの協力を通じ、クリーンエネルギーの革新性と可能性を拡大できることを大変嬉しく思うとコメントした。

ジェトロKL、8日に日系DX5社によるピッチイベントを開催

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール事務所は、マレーシア展開支援プログラムで採択された日本ののデジタル技術(DX)スタートアップ企業5社によるマレーシア企業に向けたオンラインピッチを3月8日に開催すると発表した。

オープンイノベーション推進に向けてサンウェイiLABSと提携して行っているもので、参加するのはSaaSやフィンテック、エドテックを手掛ける▽BoostDraft▽AI Inside▽クレジットエンジン▽80&Company▽レブコムーーの日系5社。対象者は主にマレーシア企業(財閥、企業、スタートアップ、VC、大学、研究機関、支援機関など)となっている。ピッチ後にはネットワーキングセッションも予定している。

ジェトロは、オープンイノベーション推進のため、日本企業と海外企業のデジタル技術などを活用した連携・協業を支援しており、提携先のサンウェイiLABSのネットワークを活かし、 東南アジア諸国連合(ASEAN)やマレーシア企業とのアライアンス(業務提携・技術提携・出資・合弁事業設立など)や合併・買収(M&A)により、ビジネス開発や新規事業創出などを目指す日本企業に対し、協業先候補の発掘から事業化に向けたメンタリングまで伴走する一貫支援プログラムを実施している。

新型コロナの感染者数は188人、3日連続で100人台

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、6日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は188人となり、累計感染者数は504万3,978人となった。
新たに181人が回復し、累計は499万7,801人、死者数はゼロで、累計は3万6,966人を維持した。アクティブ感染者は、前日から7人増えて9,211人。そのうち96.4%が自宅、3.5%が医療機関で療養中となっている。病床使用率は71.0%、ICU病床使用率は59.5%、人工呼吸器使用率は36.9%だった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,754万2,843人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,631万5,494人で、接種率は50.0%、2回目が81万1,457人となり、2.5%だった。

「カラオケまねきねこ」旗艦店、ブキビンタンにオープン

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 「カラオケまねきねこ」を運営するコシダカホールディングス(本社・東京都港区)のマレーシア現地法人コシダカ・マレーシアは、クアラルンプールのブキビンタンで10日に旗艦店をオープンすると発表した。マレーシア国内では10店舗目となる。

同社は、2028年末までにマレーシア国内で100店舗展開を目指している。

コシダカ・マレーシアの座間晶代表取締役は、エンターテインメントを提供するだけでなく、マレーシア経済への貢献の一翼を担っており、2億7,000万リンギの直接投資により、少なくとも1,000人の現地人材の雇用を考えているとコメント。ブキビンタンは最も交通量の多い商業地にあるとして、通常の店舗の2倍以上の投資を行い、マレーシアでの事業拡大に一層注力していくと述べた。

「カラオケまねきねこ」は、トレードマークの「招き猫」をモチーフにしたファミリー向けの店舗で、リーズナブルな価格、清潔感、安全性、日本のおもてなしの心で教育されたスタッフによる親しみやすさを提供しており、楽曲数は30万曲以上となっている。ソフトドリンクやスナックは食べ飲み放題で、30人まで収容可能なVIPルームは企業や家族、親睦会などのイベントにも利用可能だ。