【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イオンフィナンシャルサービス(本社・東京都千代田区、AFS)は11日、グローバルエーアイイノベーションズラボラトリー(本社・東京都港区、GAILABO社)との間で、GAILABO社のAIクレジットスコアリングおよびAI回収スコアリングサービスをマレーシアなどのAFSグループ海外子会社を中心に順次導入することを合意し、今後も戦略的パートナーとして協業すると発表した。


 両社は、GAILABO社が国内外で提供しているAIクレジットスコアリングおよびAI回収スコアリングサービスを、AFSの海外子会社を中心に積極的に導入し、クレジット審査および回収率の向上を目指す。2021年7月に先行してAFSのインドネシア現地子会社において、AIクレジットスコアリングを導入。当時、外部信用情報の無い顧客層が一定数いる市場において審査判断が困難であり、属人的な審査モデルだったが、GAILABO社のデータに基づいた審査のデジタル化を推進した結果、自動審査比率および平均審査時間が大幅に改善し、顧客の利便性向上につながった。


 AFSのマレーシア現地子会社である、イオンクレジットサービス(マレーシア) が、GAILABO社が作成するAIクレジットスコアリングの導入を決定しており、本協業を通じて、収入が不安定な顧客にもAIクレジットスコアで信用リスクを判断し、安全・安心なローンを提供する。


 今後両社は、引き続き戦略的パートナーとして、AFSが長年培ってきた国内外でのクレジットビジネスのノウハウや実績と、GAILABO社が保有するAIを使用したスコアリングの実績を活用し、既存の審査スピードを短縮するなど顧客ニーズに応え、クレジット審査および回収業務をより効率的に行っていく方針だ。