【クアラルンプール】 家電・家具販売のシンガポール企業コーツ・アジアのマレーシア子会社コーツ・マレーシアは、サイバーセキュリティのフィンランド企業エフセキュアと提携し、セキュリティソフト「プロテクト360」を販売すると発表した。

「プロテクト360」は、ウイルスやマルウェア対策、プライバシー保護、保護者による子供の利用管理機能などを一括で提供するもの。ライト版(端末1台向け)は59リンギ、エリート版(5台まで)は309リンギ。コーツの分割払いプラン「コーツ・イージー・ペイメント」利用者はエリート版を1年間無料で利用可能。

エフセキュアの地域責任者であるG.U.レヌカナンド氏は、マレーシアでのサイバーセキュリティの脅威は深刻化しており、今年1ー2月だけで2,700万リンギの損失が報告されたとし、堅牢なセキュリティ対策を行うことがこれまで以上に重要だと述べた。

コーツ・マレーシアの東浦秀也 最高経営責任者(CEO)は、エフセキュアと提携し「プロテクト360」を提供することでより安全なデジタル環境を創出し、個人がオンラインセキュリティを管理できるようにすることを目指すと述べた。
コーツ・アジアは2019年に家電量販大手ノジマ(本社・神奈川県横浜市)が子会社化している。
(ザ・サン、4月14日)