【プトラジャヤ】 ザリハ・ムスタファ保健相は19日、猛暑やヘイズ(煙害)の悪化が継続していることから、国民にマスク着用や帽子、日傘の利用を推奨すると発表した。
ザリハ保健相は声明で、健康に害となるため屋外での激しい運動や屋外活動時間も制限してほしいと国民に呼びかけた。その他には▽屋内にいる場合でも、建物内に汚染物質が入り込むのを防ぐため、窓を閉め切り、敷地内を定期清掃すること▽車の運転中にはエアコンで外気導入ではなく内気循環モードを使用すること▽体温調節に水分が必要なため、喉が渇いていなくても1日にグラス8杯以上の水を飲むこと▽身体を冷やすためにシャワーを頻繁に浴びること▽洋服を選ぶ際には身体を締めつけたり、分厚い生地や暗い色のものを避けることーーを推奨すると述べ、体調不良を感じたら近隣の医療機関ですぐ治療を受けるよう呼びかけた。
またジョホール州では、保健委員会のリン・ティエンスン議長が、特に呼吸器系に問題のある場合には、ヘイズと新型コロナウイルス「Covid-19」感染を予防するため、マスク着用を継続すべきだとし、直近で新型コロナの入院者数が激増しているわけではないが、予防措置を怠らない方が良いとの見解を表明。州保健局は厳戒態勢を敷いており、政府系病院に対し、ヘイズの影響による患者増加に備えるよう指示を出したと明らかにした。
(ザ・スター、4月20日、マレー・メイル、ベルナマ通信、4月19日)