【クアラルンプール】 サバ州ではこのところ新型コロナウイルス「Covid-19」新規感染者が急増しており、同州トゥアラン地区がレッドゾーンに指定された。

ハリアン・メトロの報道によると、先週38人だったサバ州全体の新規感染者数が68%急増し、64人となった。同州のジョアキム・グンサラム副首相によると、サバ州の1日あたりの平均感染者数が過去1週間で5人から7人に40%増加した。トゥアラン地区では前週の18人から26人に増加し、陽性者数が40人を超えたためレッドゾーンに指定された。

先週から今週にかけて陽性者が増加したのはトゥアラン地区を含め、サンダカン、コタキナバル、クアラ・ペニュ、パパル、ペナンパン、ベルラン、コタベルド、ビューフォート、ケニンガウ、クナック  の11地区に上った。減少したのはキナバタンガン、ラハド・ダトゥ、タワウの3地区のみだった。

なお現時点で、プタタン、ラナウ、クダット、コタマルドゥ、ピタス、シピタン、タンブナン、テノム、ナバワン、トンゴッド、センポルナ、カラバカン、テルピッド、キナバタンガン、ラハド・ダトゥ、タワウ  の16地区は陽性者数がゼロとなっている。
(フリー・マレーシア・トゥデー、5月17日)