【クアラルンプール】 ハイランズ・パーク・シティとユック・トゥン・グループは、パハン州ゲンティン・ハイランドにおいて、複合開発「キングス・パーク」を6月24日に正式スタートすると発表した。総開発価値(GDV)は10億リンギ以上。
両社が13日に発表した声明によると、「キングス・パーク」は、両社が開発中の「ハイランズ・パーク・シティ」(推定GDV100億リンギ)の第1期として、「アワナ・ゲンティン・ハイランド・ゴルフ・アンド・カントリ・リゾート」や「ゲンティン・プレミアム・アウトレット」の隣接地で開発される商業・レジャー施設で、面積は21エーカー。完成は2026年を予定している。
商業部分は、植民地時代やビンテージをテーマとした設計になっており、全長2キロメートルの歩行者専用道路に沿って小売店舗が立ち並び、2階建て小売店12ブロックに360店舗が入居する予定だ。
レジャー部分では、アバターの世界観をモチーフとした世界初の「テラリウム」、エコスポーツや、マウンテン・バイク・トレイルなど屋外アクティビティ施設を建設する。
また、「キングス・パーク」には、5つ星ホテルの「スイスホテル」もオープンする予定となっており、ネオンやレーザー光で彩られたアジアを体感できる「トゥルーリー・アジア・カルチュラル・ストリート」を整備する他、国際的なハラル(イスラムの戒律に則った)小売拠点や高級ブティック・ホテルの開発も計画されている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、5月20日、エッジ、5月19日)