【クアラルンプール】 テンク・ザフルル投資貿易産業相は26日、貿易・投資促進使節団を率いて5月29日から6月3日の日程で訪日すると発表した。

東京と大阪を訪問する。使節団には、投資貿易産業省(MITI)、マレーシア投資開発庁(MIDA)、マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)の代表者が参加する。

今回のテーマは環境・社会・企業統治(ESG)で、電気・電子(E&E)、化学・化学製品、電気自動車分野のハイエンドかつ高付加価値のある戦略的技術に焦点を当て、マレーシアへの投資や事業拡大に強い関心を持つ日本の著名な業界関係者と会合を行うという。

またテンク・ザフルル投資貿易産業相は、西村康稔経済産業相との会談も予定しており、二国間の諸問題について協議する他、日マレーシア官民産業政策対話、インド太平洋経済枠組み(IPEF)、包括的及び先進的な環太平洋経済連携協定(CPTPP)、東アジア包括的経済連携(RCEP)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)などを介した経済協力についても話し合いを行う予定だ。

MITIは、日本への貿易・投資促進使節団の派遣により両国間の連携をさらに強固にするものになると期待しているとした。
(ベルナマ通信、5月26日)