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船舶入出港に関する行政手続きの一元化、第4四半期に運用開始

【シャアラム】 アンソニー・ローク運輸相は、マレーシアの港湾に寄港する船舶に義務づけられていた複数の関係機関での行政手続きを一元的に行える仕組みである、「マレーシア・マリタイム・シングルウインドウ(MMSW)」の運用が今年第4四半期に開始されると明らかにした。

これまでマレーシアの港に寄港する船舶は事前に12の関係機関に対して異なるプラットフォームを通じて入港許可を取得する必要があったが、MMSW導入で窓口が一本化されることで、手続きの簡素化が期待される。

手続きの一元化(シングルウインドウ化)は「国際海上交通簡易化条約(FAL条約)」に基づき加盟各国で取り組みが進められていたもので、2024年1月1日より国際海事機関(IMO)の加盟国すべてに実施が義務づけられる。

ローク運輸相は、ポートクラン港湾局(PKA)とジョホール港湾局が統一プラットフォームの開発を担当しているとした上で、MMSWにより入港船舶の許可プロセスが合理化され、官僚的なハードルが軽減され、港全体の効率が向上すると言明。データとプロセスを一元化し、不必要な仲介者を排除し、透明性を促進することにより、汚職を大幅に減らすことにも繋がると述べた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、6月8日)

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