【クアラルンプール】 ポンプメーカーの荏原製作所(本社:東京都大田区)のマレーシア現地法人である荏原プレシジョン・マシナリー・マレーシア(荏原マレーシア)は、3,040万リンギを投じ、ペナン州バトゥカワン工業団地に同社初となる製造施設を設立した。
主に半導体、発光ダイオード、電子機器業界からの需要増に応えるため、付加価値の高い製品や高品質サービスを提供していく。具体的には、ドライ真空ポンプの販売、マーケティング、組み立て、サービス、サポートなどの関連業務を行う。サプライヤーや顧客企業に近接した位置にあるという利点を活かし、顧客企業との良好な関係構築を目指す。最大60人の雇用機会を創出する予定。
開所式に参加したペナン州のチョウ・コンヨウ首相は、2023年第1四半期の州内製造業への投資額は33億リンギ、35プロジェクトで全国で2番目に多かったとし、2,217人の新規雇用機会が州内で創出されたと述べた。
(ザ・サン、6月14日)