【クアラルンプール】 車両開発のフヂイ・エンヂ二アリング(本社・三重県鈴鹿市)とマレーシア・ペルリス大学(UniMAP)は、電気自動車(EV)研究・商業化における協力関係構築に向け、覚書を締結した。

6月9ー11日にクアラルンプールで開催されたカスタムカー・ショー「東京オートサロン」のマレーシア版「東京オートサロンKL2023(TASKL2023)」で覚書を締結。UniMAPの学生をフヂイ・エンヂ二アリングに派遣し、産業訓練プログラムを強化する。

フヂイの藤井充代表取締役は、日本とマレーシアの協力関係を通じ、より競争力のあるEVを作りたいと考えているとし、UniMAPと協力し、両国のエンジニアの交流と技術開発を促進していくと述べた。

UniMAPのザリマン・サウリ副総長は、フヂイとのEVの共同開発・商品化は同校の自動車技術開発の取り組みに沿ったものだとし、UniMAPではモータースポーツなど、様々な自動車分野での技術開発を行っていると述べた。

TASKL2023はマレーシア国際貿易展示センター(MITEC)で開催され、13万平方フィートの展示会場で日本やマレーシアのカスタムカーを展示。3日間の来場者数は9万1,000人に達した。
(ポールタン、6月16日)