【ペタリンジャヤ】 大手通信事業者数社は、7月2日付けでショートメッセージサービス(SMS)による電話番号の送受信をブロックすると発表した。5月2日に実施されたURLリンク付きのSMSのブロックに続くもの。
対象となるのは▽マキシス▽セルコムDigi▽ユーモバイルーーなどのサービス。国内・海外いずれのSMSも対象となり、ブロックされたメッセージには料金が発生しない。一方、6XXXX、2XXXX、1XXXXなどの5桁のショートコードで企業が送信するSMSについては、7月2日以降もURL、電話番号、個人情報を含めることが可能だが、マキシスは今後段階的にブロックしていくとしている。
オンライン詐欺にSMSを利用するケースが多いことから、通信デジタル省が、マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)を通じ2月14日に全通信会社にブロック指示を出しており、各通信会社は段階的にブロックを実施していく方針だ。これを受け、大手銀行やモバイル決済のタッチアンドゴーなどはSMSによるワンタイムパスワード(OTP)送信からアプリ認証への切り替えを進めている。
(ザ・スター電子版、ローヤットドットネット、6月21日)