【セレンバン】 アンワル・イブラヒム首相は7日、9日週に電気自動車(EV)メーカーの米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)と会談する予定があり、マレーシアへの投資拡大について探る予定だと明らかにした。
アンワル首相は、マスクCEOの方から会談を申し出てきたとし、歳入を増やし、現在1兆5,000億リンギにのぼる負債を減らすためには、より多くの新規投資が必要だと言明。国内外からの直接投資を増やすことが急務で、投資は雇用の創出にも役立つと述べた。
投資貿易産業省は3月、米テスラに対し、バッテリー電気自動車(BEV)のマレーシアへの輸出およびマレーシア国内での本社機能や充電設備網、サービスセンターの設置について承認したと発表。進出条件には、2026年までに高速DC充電器「スーパーチャージャー」50基を設置することが含まれるとしている。テスラは6月にセランゴール州サイバージャヤで現地採用イベントを実施し、6,000人を超える求職者が殺到した。また、テスラ・マレーシアのインスタグラムを開設し、7月20日にマレーシア市場への正式参入を行うと発表している。
(ザ・スター、7月8日、ポールタン、7月7日)