【クアラルンプール】 「マレーシア国際食品・飲料貿易フェア(MIFB)2023」が12日に開幕した。今回で22回目となる同展示会の会期は14日までで、3億米ドル(14億リンギ)の成約が見込まれている。

「MIFB2023」を主催するコンステラー・エキシビション・マレーシアのチュア・ウィー・フォン最高経営責任者(CEO)は、出展する企業から良い反応を得ていることから、成約額は昨年の2億5,000万リンギを上回ると予想。今回は、中国やカンボジア、ギリシャ、インド、韓国、ポーランド、シリア、タイ、トルコなど60カ国・地域から430社以上が出展しており、昨年から2倍となっているとした。今年の展示面積は1万2,000平方メートルで5ホールを使用。通常規模の約半分となる2つのホールを使用した昨年から、新型コロナ感染拡大前の水準に戻った。

 「MIFB2023」は、「東南アジア諸国連合(ASEAN)の食料安全の保証と持続可能性の加速」をテーマとして、クアラルンプール・コンベンション・センター(KLCC)で開催されている。初日だけで9,000人が来場しており、14日までに2万人の来場が見込まれている。


コンステラーは、「食料廃棄物ゼロ・イニシアチブ」を実施するため、KLCCと協力している。また、会期中に出る全ての余剰食品を収集、識別し、高品質の作物肥料に変えて環境に戻すために、廃棄物計量器と生ゴミ堆肥化処理機が導入されているという。
(ザ・サン、7月13日、マレーシアン・リザーブ、ベルナマ通信、7月12日)