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毎年恒例の盆踊り大会が開催、3万人以上が来場

【シャアラム】 クアラルンプール(KL)日本人会や日本人学校、在マレーシア日本大使館が主催する恒例の盆踊り大会が22日、セランゴール州シャアラムのコンプレックス・スカン・ネガラ・シャアラム (パナソニック)で開催され、3万人以上が参加した。

午後7時からの開催にもかかわらず、午後4時30分の開場直後より大勢の人が詰めかけ、浴衣に身を包んだ人々が、歌や太鼓の音に合わせ盆踊りを踊る姿が見られた。セランゴールのソブラン・サリダンスや和太鼓パフォーマンス、和服展示や屋台による日本食販売なども行われた。

在マレーシア日本大使館の髙橋克彦大使も参加し、記者会見で盆踊りの毎年の成功はマレーシアと日本、両国の協力によるものだとし、マレーシア人がこのような日本文化イベントに参加するのをいつでも、可能な限り支援していくと述べた。

盆踊り大会は、1977年から長年開催されており、日本国外で最大規模とも言われている。昨年は汎マレーシア・イスラム党(PAS)所属の当時のイドリス・アハマド首相府相(宗教問題担当)が「イスラムが否定する多神教の要素が含まれている」と主張し、ムスリムに対して参加しないよう呼びかけたことで騒ぎとなった。最終的にセランゴール州スルタン、シャラフディン・イドリス・シャー殿下が介入し、州当局に開催を認めるよう求めたことで騒動が収束に向かった。今年は同様の主張は行われず、スムーズに開催された。
(フリー・マレーシア・トゥデー、7月24日、ザ・スター、7月23日)

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