【クアラルンプール】 再生可能エネルギー(RE)のサイパーク・リソーシズは、プロサッカークラブであるセランゴールFCの投資部門、RGFCベンチャーズと合弁で特別目的会社を設立すると発表した。合弁会社の資本金や設立日時、会社名などは明らかにされていない。

サイパークがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、合弁会社にはサイパークが80%、RGFCが20%出資する。サイパークはRGFCと、先に発表された「国家エネルギー移行ロードマップ(NETR)」に沿って、セランゴール州内でのRE発電所の開発、ネットメータリング(NEM、太陽光発電と消費電力を相殺する仕組み)を通じた太陽光エネルギー住宅事業などの事業機会を探るための事業探求覚書(MOBE)を締結した。

両社はまた、セランゴール州内の環境・社会・企業統治(ESG)関連のエンジニアリング調達・建設の機会を模索し、太陽光発電所、廃棄物発電所、住宅用RE設備などのプロジェクトの実施を共同で行う意向だ。
RGFCにとっては、セランゴールFCがサッカー以外の収入を得ることで財政の持続可能化を図るメリットがある。
(ザ・スター、8月2日、エッジ、8月1日、サイパーク発表資料)