【ジョージタウン】 ペナン・ポート(PPSB)は7日、ペナン島と本土間で新型フェリーによる運航を開始した。運航開始を記念し、9月6日までの1カ月間は無料で乗船できる。

ジョージタウンのパンカラン・ラジャ・トゥン・ウダ・ターミナルとバタワースのパンカラン・スルタン・アブドル・ハリム・ターミナルを片道10分で結ぶ。定員は150人で、二輪車は50台まで搭載可能。運転間隔はピーク時で20分間隔、オフピーク時で30分間隔で、午前6時30分から午後9時30分まで1日68往復する。運賃は後日発表する。

今回就航したのは▽テルク・カンピ▽テルク・バハン▽テルク・ドゥユン▽テルク・クンバル  の4隻のフェリーで、建造費はそれぞれ1,800万リンギ。3隻を使って運航し、1隻は予備となる。年間の乗船者数目標は120万人。

ペナン州のチョウ・コンヨウ首相は、フェリー乗り場も改装し、待合所にはエアコンや防犯カメラ、エレベーターも設置したと言明。10分で移動できるようになった上、フェリー乗り場からはラピッドペナンバスに乗り降りできることから、通勤に最適な上、以前のフェリーよりも利便性が向上したと述べた。

旧フェリーは、船体の老朽化に伴い2020年に廃止された。それ以降は、1隻だけ残されたフェリーが自転車や二輪車を輸送し、旅客用にはスピードボート・フェリーが使われていた。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、8月8日、フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、8月7日)