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セルロースとテクスケム、血液由来加工受託事業で合弁企業設立へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 再生医療関連のセルソース(本社・東京都渋谷区)は、マレーシアにおいて血液由来加工受託事業を開始すると発表した。事業開始に向け、日系テクスケム・リソーシズ(TRR)と合弁会社設立に向けた優先的協議および業務提携の覚書を8日に締結した。

セルソースは、TRBをパートナーとして今年中に合弁会社を設立し、セルソース社が調製方法の特許を取得している自家血液由来サイトカイン「PFC-FD」の加工を医療機関から受託するサービスの開始を目指す。

「PFC-FD」は、患者自身の血液から作製したPRP(多血小板血漿)に対して無細胞化とフリーズドライの処理を施し、室温での長期保存を可能にしたもの。「PFC-FD」を局所に投与することで組織の修復や疼痛軽減、機能回復の効果が期待され、治療に際しては手術が不要である点が特長となっている。

セルソースは、多数の日本企業との合弁会社設立および現地でのビジネス展開に実績を持つTRBグループと協力し、マレーシア現地の医療機関・患者からの要望に寄り添えるよう最適なサービスの構築を目指して事業を推進していく方針だ。

テクスケムは、再生医療のイノベーターであるセルソースと提携できることを嬉しく思うとし、この提携から強力な相乗効果が生まれるとして期待を示した。

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