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大量遅延発生でマレーシア航空謝罪、機内食契約打ち切りで

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア航空の親会社であるマレーシア・アビエーション・グループ(MAG)が8月31日付けで機内食サービスのブラヒムズ・フード・サービシズ(BFS)との契約を打ち切った影響から翌9月1日には大量のフライト遅延が発生し、マレーシア航空が謝罪する騒ぎとなった。

マレーシア航空によると、機内食の問題により約20%のフライトが予定通り離陸できず、フライトが遅延した。雨天とクアラルンプール新国際空港(KLIA)の駐機場の変更によって問題がさらに悪化したという。マレーシア航空は「調整上の問題が発生したが、関連パートナーと積極的に対処している」としており、同日午後12時の時点で、ほぼ80%の便が予定通り離陸したと明らかにした。

これに続きマレーシア航空は3日、影響が出ている便に関しては特別食の対応ができないため乗客による食事の機内持ち込みを認めると発表した。ただし自己加熱式の食事やハラル(イスラムの戒律に則った)以外の食事の持ち込みは禁止で、液体は100ミリリットル以下といった航空会社の既存の持ち込み規定に従う必要があるという。

マレーシア航空はBFSとの契約打ち切りに当たり、新たな機内食サービスへの移行のために影響を受ける一部の便では当面、クラスとフライト時間に応じて事前にパックされた代替食が支給されると発表。影響を受ける乗客に対し、電子メールやショート・メッセージ・サービス(SMS)で最新情報を受け取ることができるよう、自社ウェブサイト上の「マイ・ブッキング」で連絡先を更新するよう促した。なおBFSと関係のないその他の便は現在、機内食を提供しているポス・アビエーションが引き続きサービスを提供するとしている。

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