【クアラルンプール】 航空会社バティック・エア(旧称・マリンド・エア)は、路線拡大に向け、年内に3機の航空機を追加すると明らかにした。追加するのは、ボーイング「B737-8MAX」型機1機とエアバス「A330」型機2機。
親会社ライオン・グループの戦略ディレクターであるチャンドラン・ラマ・ムティ氏は、現在、バティック・エアではボーイング「B737-8MAX」型機16機、同「B737-800」型機10機、エアバス「A330」型機2機、またスルタン・アブドル・アジズ・シャー空港(スバン空港)で小型機であるATR「72-600」型機7機を運航しているが、アジア太平洋地域の国際路線拡大に向け、機材の追加が必要だと述べた。機材は中古市場で調達しているため、サプライチェーンの問題による遅延の影響は受けないとしている。
チャンドラン氏はまた、スバン空港の再開発に伴いATR機の運航を縮小する予定だとし、スバン空港でのジェット機使用許可が下り次第、より多くのジェット機を導入する準備ができていると述べた。クアラルンプール国際空港(KLIA)近くに独自の航空機保守、修理、オーバーホール(MRO)センターを設立することも検討しており、空港運営のマレーシア・エアポーツ(MAHB)との間で協議中だとしている。
バティック・エアの機内食についてチャンドラン氏は、自社で調理し、ポス・アビエーションの協力を得て配送を行っているとし、最近、(原文になかったので削除)敷地面積0.81ヘクタール(ha)の厨房施設の拡張に向け、ネグリ・センビラン州セレンバンのバンダル・エンステック地区で1.62haの土地を購入したと述べた。2年以内に新施設の運営を開始する予定。施設拡張後には他航空会社に機内食サービスを提供する計画もあるという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、10月27日)