【クアラルンプール】 ベビー用品のレンタル事業に携わるムーブオンは、今後5年間で全国のショッピングモールに最大100店舗をオープンする計画を明らかにした。
マック・ワイフン最高経営責任者(CEO)は、最近クラウドファンディングで2,000万リンギの資金調達に成功したとし、ムーブオンに対する市場の信頼が示されたと言明。今後5年間で最大100店舗を展開することを目指すと述べた。現時点では、クアラルンプール郊外のブキジャリル、コタキナバル、マラッカにそれぞれ1店舗ずつを構えている。
ムーブオンは2021年設立。月額65リンギでチャイルドシートとベビーカーを5年間レンタルしており、顧客は5年目以降に所有権を得られる。また、「ムーブオン」ブランドでトラベルパックやお尻ふきを販売し、乳幼児用品のクリーニングサービスも提供している。来年には、コンビニエンスストアやベビー用品店でも商品を販売する予定。また、日用消費財(FMCG)事業にも参入する計画があり、2026年の株式公開を目指しているという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、11月29日)