【クアラルンプール】 来年度予算案に盛り込まれた一部の高額商品を対象とした特別物品税、いわゆる贅沢税について、財務省は2024年5月1日から施行する予定だと明らかにした。
財務省が1日の下院議会予算審議の中で議員からの質問に書面で回答したもので、現在贅沢税に関する政策と法案の最終(最終がかぶっているのでひとつ削除)決定に向けて最終段階にあると説明。「実施メカニズム、対象となる物品の種類、税率などは閣議決定・承認され次第発表される」と述べた。
その上で財務省は、「政策策定と法案策定のプロセスにおいて、同省とマレーシア王立税関局が実施した協議セッション中にさまざまな関係者から聴取した意見を考慮した」と強調した。
10月13日に発表された2024年予算案には、一定の価格基準を超える宝飾品や時計などの品目を対象に贅沢税を5ー10%の税率で課税する内容が盛り込まれた。アンワル・イブラヒム首相は、新税に関連する新たな法律が導入されると述べていた。
(エッジ、11月1日)