【クアラルンプール】 セティアワングサ・パンタイ高速道路(SPE)が3日、正式開通した。SPEはクアラルンプール(KL)を南北に横断する全長29.8キロメートル(km)の二車線道路で、特に朝夕ピーク時の市内中心部における渋滞を30%緩和することが期待されている。

SPEは2016年にドゥターウル・クラン高速道路(DUKE)第3期として建設が開始され、プロジェクト総額は37億3,800万リンギ。不動産開発のエコベストが運営を担当しており、同社は連邦政府から53年6カ月の営業権を取得している。

開通式に参加したアレクサンダー・ナンタ・リンギ公共事業相は、12月2日までの1カ月間、▽チャン・ソウリン料金所▽アンパン・クアラルンプール高架道路(AKLEH)からの合流地点であるアンパン料金所▽セティアワンサ料金所(上り・下りとも)ーーを無料で通行可能にしたと発表。12月3日以降、乗用車の通行料金は3.5リンギとなるとした。
(ポールタン、ベルナマ通信、11月3日)