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下関市、「ふく・寿司・酒」の商談会をKLで開催

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 山口県下関市は20日、下関市特産品のふく(フグ)、水産品、日本酒の販路開拓を図るため、現地レストランシェフ・バイヤー向け試食商談会「下関市ふく・寿司・酒のビジネスミーティングinマレーシア2023」をクアラルンプール(KL)市内で開催した。

下関市が日本貿易振興機構(ジェトロ)と共催したもので、出展したのは▽FU▽吉田水産▽永野商店▽下関酒造ーーの4社。下関産フグについては、フグ刺身(イーサン向け)、フグみがき、フグフィレ、フグ唐揚げ、フグ干しヒレ、冷凍寿司ネタとしては、フグ、タイ、ヒラメ、タチウオ、クエなど、日本酒では、フグヒレ酒(リキュール)、フグ専用日本酒、サーモン専用日本酒が出品された。

下関市の北島洋平副市長が、下関の歴史や地理、フグに関する歴史や厳格な調理管理について解説。試食会ではフグの捌き方の実演も行われ、フグ刺しや寿司、唐揚げが出された。

国際ふぐ協会によると、日本産フグの輸出可能国は、マレーシア・シンガポール・米国・オーストラリア・ロシアの5カ国だけで、マレーシアは世界で唯一の日本産フグの自由貿易国(全ての部位を、証明書類取得等の特別手続き無しで輸出可能)となっている。ジェトロは「マレーシアでは他国産フグの輸入や食中毒も発生していることから、日本産ふぐ市場拡大に向けては、おいしさや安全性を根付かせることも必要」としている。

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